ロープウェイがビルの間を行き交い富裕層が低地に住む街ラパス（世界一周166〜169日目）
ボリビアの首都La Paz（ラパス）は、世界一高所にある首都だそう。すり鉢状の地形で、高いところから街全体を見渡すと山の斜面にずらっと家が並ぶ風景が延々と続いているような不思議な光景が広がっています。
傾斜が大きすぎるせいか電車は通っておらず、交通機関はロープウェイとバス。いずれも運賃は距離に関わらず一律。ロープウェイは3ボリビアーノ（約50円）、バスは2ボリビアーノ（約30円）と気軽に乗れる価格設定です。特に楽しいのはロープウェイ。高層ビルの間を縫い、どんどん高所に上っていくと街がミニチュアのように見えてきます。まるで遊園地のアトラクションに乗っているみたい。コストパフォーマンス最高です。
高層ビルは街の中心部＝すり鉢の底の部分に集中しており、富裕層が住んでいる模様。私たちが泊まった家もこのエリアにあり、窓からは斜面に広がる家々や遠くの山が見渡せました。バスターミナルや観光地からは3〜4km程距離がありますが、暗くなってから外を歩いても怖い思いをすることなく快適に滞在できました。ここもAirbnbで発見。
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La Pazでは、Witches Market（魔女の市場）と呼ばれ、リャマの胎児のミイラをはじめ謎の石や草を売る店が連なる通りや、
大聖堂（Basilica de San Francisco）、
中心広場（Plaza Murrillo）とその向かいに位置する教会（Catedral Basilica）、
スペイン統治時代の建物が残る通り（Calle Jaen）
を散策。特有の地形により、開けた場所から見える景色はこれまで訪れたどの場所にも似ておらず、都市観光では珍しく新鮮な印象を受けました。
また、前述のロープウェイを乗り継いで高地へも足を延ばしてみました。市内を一望できる眺めは壮観なのですが、徒歩での帰路は治安が懸念され、かなり警戒しながら戻ったのでした。
（ロープウェイの駅からの眺め（上）と途中に立ち寄った展望台・Mirador KilliKilliからの眺め（下））
一方、食事の場所を探すのには苦労しました。ペルーのようにスープとメインを供する食堂を求めて近所を歩き回りましたが、目に付くのはハンバーガー等のファストフードやカフェばかり。価格設定もペルーとほぼ同等か少し安いという程度。
到着初日の夜は比較的人が入っていたファストフード店を訪れてみたものの、味と価格のバランスがまったく釣り合っていませんでした。
（鶏肉とじゃがいもの煮込み（左）と黒い芋と謎の白い物体の和え物（右））
4日間の滞在を乗り切れるか不安に感じながら、2日目のランチで挑戦したのはサンドイッチショップ。薄めのパンに溢れる程の肉と幾ばくかの野菜を挟んだサンドイッチは、味も悪くなくお腹も満たされ我々の生命線となったのでした。
ハンバーガーやサンドイッチを扱うファストフード店はどこも同じだろうと入店した別の店では、ボリビア料理「Pique Macho（フライドポテトの上に牛肉・ソーセージ・タマネギ・ニンジンのソテーを乗せたもの）」をオーダー。が、頭痛がする塩辛さで撃沈。今後は浮気はしまいと固く心に誓う羽目に。
そして、いつも通り昼時に件のサンドイッチショップを訪れた最終日。日曜日のため閉店していました。仕方なく隣のハンバーガーショップで頼んだのがフライドチキン。ポテトとフライドバナナが添えられた壮絶なメニューです。
