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パタゴニアで絶対に外せない!自然とチョコレートの街バリローチェでの絶景トレッキング(世界一周185日目)

アルゼンチンのスイスと称されるBariloche(バリローチェ)。チリのPucon(プコン)と同様に湖畔にある自然豊かな高原リゾートで、日本の軽井沢に似た雰囲気を感じます。

Barilocheでもトレッキング三昧。ルート自体の魅力に加え、路線バスでアクセスできる自由度が最高です。


特におすすめなのは、Nahuel Huapi(ナウエル・ウアピ)国立公園でのRefugio Frey(レフヒオ・フレイ)という山小屋へのトレッキングルート。南米でおこなったトレッキングの中でもベスト3に入るルートでした。
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まず、市内からバスでCerro Catedral(セロ・カテドラル)という山へ向かいます。余談ですが、このバスは1時間に1本しか運行していないため、宿泊先のスタッフのみならず、売店のおじさんやバス停で待っていたカップルにまでバス停の位置を確認しました。にも関わらず、結局バス停が誤っており、次のバスでは帰宅時間が遅くなってしまうため泣く泣く行き先を変更することに。夫は「アルゼンチン人は信用ならん」と腹を立て、前日の午前中はご機嫌斜めでした。2日目はインフォメーションセンターでバス停の位置と時間を確認し、目当てのバスを捕まえたのでした。

Cerro Catedralの麓からは30分程リフトに乗って山頂付近へ。徒歩で登れないこともないのですが、ただの禿山かつリフトの下を延々と歩く面白くないルートなのでリフトを利用するのが吉。
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最後に頂上まで徒歩で登ると、目の前に広がる光景に絶句…。
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傾斜のきつい山肌(砂利道)に薄っすらと続く道。山の斜面には草木は一本もなく、足を滑らせたら砂利と共に谷底へ真っ逆さまです。

恐る恐る歩いていくと、今度は瓦礫が重なる岩場が出現します。
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ところどころに打ってある目印を見失わないよう目を凝らしつつ、足元の岩が崩れないか確認しながら注意深く進んでいきます。
遠方に目を向けると雪を頂いた山々が。
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大空にはコンドルも舞っています。
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そして、崖としか表現のしようがない急な岩場を降りると、目の前には湖が広がります。
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振り返ると、途中降りてきた(滑り落ちてきた)崖が聳え立っていました。
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この辺りは平地になっており、湖があることも手伝ってか低木や草が見られます。
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もう一度岩場を越えると、大きな湖の畔に建つRefugio Freyに到着。ここで昼食休憩です。
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帰りは左手に谷を見ながら土埃が舞う道をひたすら下っていきます。森の中を通ったり、湖が現れたりと景色も悪くない道です。
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リフトを使わずこのルートを通って登ってくる人たちともすれ違いましたが、リフトを降りてからFreyまでのルートが歩き甲斐があり景色も美しかったこと、日帰りでの往復は時間的に厳しそうなことから、上りはリフトを利用するのがお勧めです。

最後に滝(Cascada de los Duendes)を見て、Los Coihues(ロス・コイウエス)という街からバスでBarilocheへ。
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下り中心のルートとは言え20km以上を歩きヘトヘトになりましたが、素晴らしい景色が見られる充実したトレッキングでした。

Refugio Freyトレッキングの基本情報

乗車するバスと運行頻度

・55番(Cerro Catedral行き)
・7:15から1時間に1本の間隔で運行

乗車するリフトと運行開始時刻

・Amancay
・10時から
※私たちが訪れたときはリフトの運行は10時半からと言われました。おそらく適当。

費用(すべて片道・1人あたり)

・BarilocheからCerro Catedralへのバス運賃:60.29ペソ
・Los CoihuesからBarilocheへのバス運賃:27ペソ
・Cerro Catedral山頂へのリフト運賃:625ペソ
※バスの乗車時にはSUBEカード(交通ICカード)が必須。

バス停の場所

停留所は複数ありますが、Centroから乗車するのがおすすめ。一般のバス停には停車するバスの番号が明記されておらずわかりにくいこと(停留所が変わるる可能性もある)、手前の停留所から乗車した方が座れる確率が上がるためです。
https://maps.app.goo.gl/UVoX3
※上記はいずれも2019年1月時点の情報。最新の情報はCentro Civicoのインフォメーションセンターで確認するのが確実です。
https://maps.app.goo.gl/27tDr

トレッキングコース

私たちは以下のウェブサイトを参考にしました。②のルートでFreyへ行き、帰りは①のルートを辿って途中の分岐点でCerro CatedralではなくLos Coihuesへ向かい、バスでBarilocheまで戻りました。
https://trekbariloche.com/refugio-frey-treks.php

持ち物

・水(途中で水をくむことができる湖はありますが、1人1L〜1.5Lあると安心)
・昼食、エネルギー補給食(道中に売店がないためしっかり持参する)
・帽子
・サングラス
・軍手(あれば岩場を歩くときに活躍)



Barilocheでバスを利用する際に必須の交通ICカードジモティーで出品中です。ご興味があればお問い合わせください。
jmty.jp


英語が通じる場所が少ない南米で役に立つアプリやウェブサイトをまとめました。
ahrd.hatenablog.com


パタゴニアの見どころやアクセス方法をまとめた記事はこちら。日本からは行きにくい場所なので、余すところなく満喫するのが吉。
ahrd.hatenablog.com


パタゴニアでは美しい自然に感動する傍ら、Barilocheで誤ったバス停の情報をつかまされたり、Torres del Paine国立公園で乗り物の接続が悪かったりと、ことあるごとに腹を立てながら過ごしていた私たちの旅をご笑覧ください。
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