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バリローチェから簡単アクセス!ジャオジャオ半島で景色を楽しむハイキング(世界一周184日目)

Nahuel Huapi(ナウエル・ウアピ)国立公園で、Refugio Frey(レフヒオ・フレイ)という山小屋に向かうトレッキングルートを歩くために訪れたBariloche(バリローチェ)。時間に余裕があったため、二度と来ないであろうBarilocheを徹底的に満喫しようと考え、市街からバスで簡単にアクセスできるLlao Llao(ジャオジャオ、リャオリャオ)半島で自然の中を散策しました。
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Llao Llao半島へは、Bariloche市内から20番のバスに乗車してLlao Llaoホテルという高級リゾートホテルのバス停で下車します。20番のバスがどのようなルートで走行しているかわからなかったため、市内の道路が合流するMonolito(モノリート)というオブジェのある場所までわざわざ2km程歩いてバスに乗り込みました。

道中、バスは湖沿いの道路を走り、窓からはコバルトブルーに輝く美しい湖を望むことができます。私たちは訪れませんでしたが、Playa Bonita(プラヤ・ボニータ=美しいビーチ)という地元民で混雑するビーチも通過しました。市内から約30分で降車地点のLlao Llaoホテルの駐車場に到着。色とりどりの可憐な花と緑に囲まれた素敵なホテルです。
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駐車場を出て、ホテルを左手に見ながらさらに西に進んでいくと、視界に湖の広がる開けた景観から背の高い木が生い茂る森へと変化していきます。森の入り口に立つ案内板を目印に、車道を逸れて散策路へ。
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アブにしつこく付きまとわれながらCerro Llao Llao(セロ・ジャオジャオ=ジャオジャオの丘)に登ると、頂上から見えるのは半島を囲む湖。傾斜のある道を黙々と歩いて火照った身体を視覚的に冷ましてくれる爽やかな風景です。
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丘を下りた後は、湖畔を訪れて水浴びを楽しむ人々を眺めたり、
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鮮やかなオレンジ色の幹を持つArrayanという木が群生する散策路へ足を延ばしたり、
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昼食休憩を含め、3時間半かけてLlao Llao半島を散策しました。自然を穏やかに楽しむにはよい場所ですが、特徴的な風景があるわけではなく道も単調なため、心身に刺激のあるハイキングコースを期待していた我々は途中で飽きてしまいました。


まだ時間も早かったため、帰路は途中でバスを降りてCerro Campanario(セロ・カンパナリオ=鐘楼の丘)へ寄り道。頂上へ続くリフトが運行していましたが、数分のために450ペソ(約1,000円:2019年2月時点)支払うのはコストパフォーマンスが悪いと考え、歩いて登ることに。案内板には往復で2時間かかると記載されていましたが、実際には登りは30分強、下りは10分で麓まで辿り着きました。道のりは思っていたよりも険しく、暑かったことも手伝って汗だくに。
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16時過ぎにCerro Campanarioの目の前にあるバス停からBariloche行きのバスに乗車しようとすると、なかなかバスが来ず、約1時間待ってようやく来たと思ったら満員で通過。一方、バス停にはどんどん人が増え、バスが来たとて乗車できるかわからない状態。次のバスが来るまではまだ時間があるだろうと見込み、ひとつ前のバス停からバスに乗ろうと車道を歩きだすと、今度はバス停を目指して歩く私たちの横をあっさりとバスが走り抜けていきます。これぞまさしくマーフィーの法則。Cerro Campanarioのバス停を離れたことを後悔しながらも、次のバスまで1時間待つ覚悟を決めてひとつ前のバス停に腰を落ち着けると、数分でバス到着。ドライバーの気分に合わせて運行しているようなスケジュールです。


そんなこんなで無事にBarilocheに戻り、翌日のトレッキングに向けて観光案内所でバスの運行スケジュールとバス停の場所を確認してこの日は終了。夜は夫が寺門ジモン並みに上手に焼いてくれた絶品ステーキに舌鼓を打ちました。
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Llao Llaoハイキングの基本情報

乗車するバスと運行頻度

・Llao Llao:20番
・7:10以降は20分に1本の間隔で運行

費用(すべて片道・1人あたり)

・BarilocheからLlao Llaoホテル:49.72ペソ
※バスの乗車時にはSUBEカード(交通ICカード)が必須。

バス停の場所

停留所は複数ありますが、Centroから乗車するのがおすすめ。一般のバス停には停車するバスの番号が明記されておらずわかりにくいこと(停留所が変わるる可能性もある)、手前の停留所から乗車した方が座れる確率が上がるためです。
https://maps.app.goo.gl/UVoX3
※上記はいずれも2019年1月時点の情報。最新の情報はCentro Civicoのインフォメーションセンターで確認するのが確実です。
https://maps.app.goo.gl/27tDr

持ち物

・水(暑い日は1人1L〜1.5Lあると安心)
・昼食、エネルギー補給食(道中に売店がないためしっかり持参する)
・帽子
・サングラス




Barilocheを訪れるならぜひ挑戦してほしい絶景ハイキング。
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英語が通じる場所が少ない南米で役に立つアプリやウェブサイトをまとめました。
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パタゴニアの見どころやアクセス方法をまとめた記事はこちら。日本からは行きにくい場所なので、余すところなく満喫するのが吉。
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パタゴニアでは美しい自然に感動する傍ら、Barilocheで誤ったバス停の情報をつかまされたり、Torres del Paine国立公園で乗り物の接続が悪かったりと、ことあるごとに腹を立てながら過ごしていた私たちの旅をご笑覧ください。
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