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パタゴニアで青い氷河の上をトレッキング(世界一周188日目)

El Calafate(エル・カラファテ)は、南米大陸のほぼ南端に位置するアルゼンチンの小さな街。街の中心から約80km西にPerito Moreno(ペリト・モレノ)という南米で3番目に大きい氷河があり、この氷河の上でトレッキングをするというのが私たちのパタゴニアの目標のひとつでした。
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氷河トレッキングツアーは「Hielo y Aventura(イエロ・イ・アヴェントゥーラ)」という会社が独占しています。ツアーの内容は以下の2種類。
・Mini Trekking:氷河の縁を1.5時間程度歩くもの
・Big Ice:3時間程度かけてクレバスや氷河の山を登るもの

いずれもどんどん値上げをしているようで、私たちが訪れた2019年2月はMini Trekkingで4,500ペソ(約12,000円)、Big Iceに至っては約2倍の価格。違いは氷河上での滞在時間が中心で、見える景色はほぼ同じと聞き、Mini Trekkingを選択しました。


当日は生憎の雨。氷河への道中、車窓からはターコイズブルーに白を足したような色の氷河湖が見えます。
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Los Glaciares国立公園のゲートを抜けると氷河は目前。地図で現在地を確認しながらカメラを構えます。そして、ついに山の間から氷河が顔を出します。
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カーブの度に見え隠れする氷河に大興奮の夫と私。

このツアーは
①湖畔に設置されたバルコニーから氷河を眺める
②湖を船で渡って氷河の上を歩く
という2つのパートで構成されており、その時々により①②の順番が変わるよう。

まずはバルコニーへ。本格的に降り始めた氷雨の中、ウィンドブレーカーとニット帽で防雨・防寒対策をして氷河を観察します。これまで写真で見てきた氷河はフォトショップで加工しているのかと思っていましたが、実物も本当に青い!
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黒くなっている場所は、風や雨で運ばれてきた土や埃だそう。ガイドによると、Perito Morenoは一般的な氷河に比べて凍る速度が速く、前方(湖上の部分)は溶けつつ、山の上では新たな氷河が生成され続けておりその姿を保っているとか。Wikipediaにも、面積が縮小していない数少ない氷河として記されています。

バルコニー滞在中には、低い轟音と共に崩落する氷河も見られて大満足。


続いてはツアーのハイライト、氷河トレッキング。バルコニーからは氷河の北東部分を見渡しましたが、トレッキングは南西部分でおこなうため船で湖を渡ります。
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氷河に近付くと、地面と垂直方向に層のように形成されている様子がよく見えます。
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トレッキングでは英語のガイドが用意されており、スペイン語圏の人々と2グループに分かれます。自分のトレッキングシューズにアイゼンを装着してもらい、いよいよ氷河の上へ。
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表面は土埃で黒く、想像していたような青一面の世界ではありませんでしたが、内部は限りなく透明に近いブルー
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歩いた感じは雪の上と大きな違いはなし。表面が削れて水が流れる道ができ、その水流が氷河を貫いた穴や、
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意外と起伏の激しい氷河の表面を見ながらあっという間に1時間半の散策が終了。
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最後に、その辺からとった氷でつくったオン・ザ・ロックのウィスキーを飲んでツアー終了。
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トレッキングを始める頃から雨も止んだため、足元は多少ぬかるんでいたものの問題なく歩くことができました。一生に一度の機会と氷上の滞在時間が長いBig Iceと悩みましたが、私にとっては十分満足できる内容でした。




英語が通じる場所が少ない南米で役に立つアプリやウェブサイトをまとめました。
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パタゴニアの見どころやアクセス方法をまとめた記事はこちら。日本からは行きにくい場所なので、余すところなく満喫するのが吉。
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パタゴニアでは美しい自然に感動する傍ら、Barilocheで誤ったバス停の情報をつかまされたり、Torres del Paine国立公園で乗り物の接続が悪かったりと、ことあるごとに腹を立てながら過ごしていた私たちの旅をご笑覧ください。
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