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フィッツロイだけじゃない!エル・チャルテンをもっと楽しむラグナ・トーレへのトレッキング(世界一周190日目)

Fitz Roy(フィッツロイ)があまりに印象的なため霞みがちなLaguna Torre(ラグナ・トーレ)ですが、こちらも道中の風景を楽しめる素晴らしいトレッキングルートでした。せっかくEl Chalten(エル・チャルテン)を訪れるのなら、Fitz Royを見るだけではもったいない!丸2日確保して両方歩くのがおすすめです。
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この日も朝焼けを見るために5時半に宿を出発。
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真っ暗な中、ビューポイントまで約3km歩き、日の出を待ちながら持参したパンとDulce de Leche(アルゼンチンの国民食。キャラメルペースト)で朝食。
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太陽が昇るに従ってCerro Torre(セロ・トーレ)と頂上だけ見えるFitz Royが赤く染まっていきます。残念ながらこの日は雲があり全貌は見えませんでしたが、Fitz Royに比べると知名度が低いためか周りに人はおらず景色を独占し贅沢なひとときを過ごしました。
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明るくなった後はトレッキング再開。正面には雪が残るCerro Torre、左手には氷河湖のようなくすんだブルーグレー色の川を見ながら、清々しい朝の空気の中を進んでいきます。
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そして、最後に砂利の山を登り切るとLaguna TorreとCerro Torreが目の前に!
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帰りは来た道を引き返し、お昼前にはEl Chaltenの街に戻って来てしまいました。Fitz Royへの道のりよりはアップダウンが少なく距離も短いため、El Chaltenでの滞在初日にウォーミングアップがてらチャレンジするのがよさそうです。私たちは日の出を見るためにかなり早く出発しましたが、正午前からトレッキングを始める人も多いようでした。また、子供連れの家族とも何組もすれ違いました。

道中には木漏れ日が差す森や
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運が悪ければ割れてしまいそうな簡素な橋、
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雪を頂く山脈を望む平原等があり、視覚的にも飽きの来ないルートです。
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El Chaltenへの行き方

①El Calafate(エル・カラファテ)からバスで往復する

シーズン中は複数社が毎日バスを運行していますが、旅行客も多いためバスのチケットは事前に手配しておくのが安全です。デメリットは、El Calafateでの宿泊日数が増えること。

②El Calafateの空港からバスで向かう

他の都市からEl Calafateへ空路で訪れる場合に便利です。

③Bariloche(バリローチェ)から出ている直通バスを利用する

MargaとChalten Travelというバス会社が直通バスを運行しているとの情報をインターネットで見かけたのですが、真偽不明です。Chalten Travelに問い合わせた際には、「この時期は直通バスは運行していない」との返信がありました。また、バスの運行本数も限られているようで、バスの運行状況やチケットの購入など詳細についてバス会社に直接問い合わせる必要があり面倒です。
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Laguna Torreへのトレッキングルート

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オレンジ色のルートがLaguna Torreへのトレッキングルートです。Fitz Royへのルートとは異なり、始点はEl Chaltenの街の西側に位置しています。以下地図のあたりの丘に踏み跡があり、登っていくと案内板が設置されています。
https://maps.app.goo.gl/5mmEaaYnasnmhtrc7
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始点からゴールのLaguna Torreまでは約9km。途中、キャンプサイトのDe Agostiniへの道が分岐になっているものの、どちらのルートをとっても最終的には同じ場所に辿り着きます。頻繁に案内板があるため迷うことはないはず。




英語が通じる場所が少ない南米で役に立つアプリやウェブサイトをまとめました。
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パタゴニアの見どころやアクセス方法をまとめた記事はこちら。日本からは行きにくい場所なので、余すところなく満喫するのが吉。
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パタゴニアでは美しい自然に感動する傍ら、Barilocheで誤ったバス停の情報をつかまされたり、Torres del Paine国立公園で乗り物の接続が悪かったりと、ことあるごとに腹を立てながら過ごしていた私たちの旅をご笑覧ください。
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Fitz RoyへのトレッキングコースとLaguna de los Tresからの眺めは、南米一美しいものでした。必見です。
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