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リスボン観光記(世界一周231〜234日目)

旅行中に出会う外国人から、ヨーロッパでおすすめの国としてよく名前が挙がるポルトガル。ウェブで情報収集する限り、アトラクション自体にそこまで魅力を感じることはなかったのですが、何が人を惹きつけるのか知りたいとスペインを訪れるついでに足を延ばしてみることにしました。


Lisbon(リスボン)に到着したときに感じたのは街の穏やかな雰囲気。地理的な位置関係からスペインと似たような国というイメージを持っていましたが、その思い込みはいい意味で裏切られました。3月下旬のLisbonは、日中は半袖1枚で過ごせる暖かさ。これまでのヨーロッパ諸国でヒートテック上下+ダウン+ウィンドブレーカーで過ごしていたのが嘘のようです。

建物毎にデザインの異なるタイルを貼ったり、カラフルに塗ったりした家が並ぶ街は歩いているだけで楽しく、思わず立ち止まってまじまじと眺めてしまいます。
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Lisbonの街は起伏が激しく、高台に上ると海へ続く街並みが一望できます。
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街の中心部には、観光のためのエレベーターが設置されていました。ユニーク。
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教会や城壁もシンプルでバランスがよく洗練されています。
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(Sao Roque Igreja・上とLisbon Cathedral・中。下は外から見たSao Jorge Castelo)


Belem地区はLisbonの中心部から6km程西に位置し、大航海時代の歴史的な建造物が残る街。ヴァスコ・ダ・ガマ(世界史が懐かしい!)の世界一周を記念してつくられた要塞や、
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エンリケ航海王子の没後記念行事のために制作されたモニュメント、
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大航海時代に手に入れた富をつぎ込んで建築されたJeronimos修道院等、ポルトガルの栄華を感じさせる建築物が点在していました。
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大統領官邸も、Lisbon中心部ではなくこの海沿いの気候のよい場所にあります。
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エッグタルト発祥の地とも言われているBelem。有名店でのテイスティングを試みましたが、長蛇の行列と強気の価格設定にあっさり退散。代わりにスーパーでお手頃なエッグタルトをゲット。見た目とは異なり甘さ控えめ、軽めのクリームであっという間に完食しました。
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デイトリップとして電車で訪れたSintra(シントラ)という街にも見どころがたくさん。インスタ映えするPena Palaceには、中世につくられたという教会の内装にも凝ったタイルが貼られています。カラフルな色は20世紀末に塗り直されたものだそう。
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8世紀頃に建設されたというムーアの城跡は、丘の上にあるため景色も○。
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Porto出身の富豪の館、Quinta da Regaleiraは、外から全容が見えてしまったので中には入らず。
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街並みに加えて、安くておいしい食事が食べられるのもLisbonの魅力。特産物という黒豚のグリルは、シンプルな味付けながら素材の味がよく満足感を得られる料理でした。
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スペイン、ポルトガルで共通して食されている(らしい)豚肉と野菜の煮込みは外食で味わう機会がなかったため自作することに。ポルトガルは加工肉含め豚肉が安くて美味です。
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