人生を遊ぶ

ローマ観光記(世界一周251〜253日目)

Rome(ローマ)ではローマ帝国時代の遺跡を見たり、セリエAの試合を観戦したりと充実した時間を過ごしました。

ヨーロッパに来てから夫と常々「一度は本場のサッカーの試合を見たいね」と話していたものの、イギリス、フランス、スペインとサッカー強豪国を回る中では尽く日程が合わなかった我々。今回はRomeの市内散策中、たまたまAS Roma戦のチケットのプロモーションに出会い、翌日に試合があることが判明。対戦相手はUdinese(ウディネーゼ)という謎のチーム。帰宅後に詳細を確認してみると、AS Romaは当時リーグ6位と微妙な成績で、選手も知らない人ばかり。さらに相手は16位とかなり格下。一方、チケットは一番安いゴール裏の席で1枚25ユーロ。50ユーロ支払えばそれなりの食事ができる価格であり(私たちはいつも食事換算)即決できないまま眠りにつきました。
翌日(試合当日)、今後イタリアの他地域やドイツ滞在中にタイミングよくサッカーの試合があるとも限らないと考え直し、AS Roma対Udinese戦を見に行くことに。既にAS Rome側のゴール裏は満席だったため、相手側のゴール裏のチケットを購入しました。

試合は中心部から北に5km程離れたオリンピックスタジアム。6時キックオフでしたが、中心部からバスで移動する予定だったため、道路が混雑する可能性に鑑みて4時過ぎに観光を終えてバス停へ。
バス車内はサッカーファンで大混雑でしたが、東京の通勤電車で鍛えられている我々は難なく乗り込みます。本来であれば30分程で到着するはずが、バスの乗降や、観戦席がバス停から最も離れた場所だったことから移動に時間がかかり、セキュリティゲートに到着したのは30分前。この荷物検査もとても厳しく、バッグの中を子細に確認するため時間を要します。液体系の持ち込みは全面的に禁止で、ペットボトルのみならず、日焼け止めや虫除けスプレーまで没収されてしまいました。没収された物品はゴミ箱行きかと思いきや、係員によってセキュリティゲート近辺のブロック塀の隙間に押し込まれ、試合終了後に回収できます。

そんなこんなで刻々と時は過ぎていき、選手紹介の声が聞こえ始めます。荷物は気になりましたが、とにかく時間がなかったため座席に急ぎ、無事試合開始に間に合ったのでした。
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この日は昼前から雨が降っており、夕方になり一度は上がったものの、試合開始後少し経つと豪雨に。ずぶ濡れになり滑りながらプレーする選手たちと、調子外れの応援歌を送るファンの様子を観察しながら「ライブ」を楽しみました。結果は1-0でAS Romaの勝利。両チーム無得点で終わらず一安心です。
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観光としては、Colosseum(コロッセオ)やRoman Forum(フォロ・ロマーノ)を中心に街中にある遺跡を見学。
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いずれも中には入りませんでしたが、規模が大きく囲いがないため外から眺めているだけで十分楽しめるものでした。

遺跡の中でもPantheon(パンテオン)は歴史を感じさせる佇まい。入り口からは直方体に見えますが、本堂は円柱型の建物にドーム状の屋根が乗っているという形状です。
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Trevi Fountain(トレビの泉)は彫刻が華やかで水がきれい。観光客でごった返しており、写真を撮るのもひと苦労です。
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真実の口(Mouth of Truth)は、おじさんの顔が描かれた円盤が教会の壁に掲げられているというもの。今でこそ一大観光地のようですが、『ローマの休日』がなければ見過ごされてしまいそうな質素さでした。
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もちろん、Vatican(バチカン、ヴァチカン)も訪問。カトリック教会の総本山、Saint Peter's Basilicaの前には大行列ができており、1時間並んで入りました。
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内部は、教会の力を誇示するべくあらゆる手段で飾り立てられているよう。天井、壁、柱等、スペースがある場所は絵画や彫刻で埋められ金色に輝き、床も色の異なる大理石で模様が描かれています。
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贅沢さは到底及ばないものの、Romeの教会はSaint Peter's Basilicaのように装飾が多く華美な印象でした。
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