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火山と水の王国アイスランド1/4:ゴールデンサークルとセリャラントスフォス(世界一周303~305日目)

アイスランドでは、レンタカーでリングロードと呼ばれる国道1号線を周遊する計画を立案。夫は数年前に免許更新案内のハガキを見逃して運転資格をはく奪され、「すぐに自動運転の世の中になる」と唱え続けている身。残念ながら自動運転技術は一般に普及するまでには向上しておらず、300kmを超える行程を私ひとりで運転することにとなったのでした。

 

15日間の大まかな旅程は以下の地図の通り。アイスランド唯一の国際空港であるKeflavik International Airport(ケプラヴィーク国際空港:地図左下のA地点)で車をレンタルし、黄色く表示されている国道1号線を反時計回りに1周します。まずは到着初日から3日目に宿泊したF地点まで。

 

相棒はかなり年季の入ったスズキのSwift。右ハンドル、右側通行に慣れるまでのしばらくの間、道を曲がる度にワイパーを動かしていました。

アイスランドは舗装されていない道路も多いため飛び石でフロントガラスが割れることや、竜巻で巻き上げられた砂が車体を傷付けることがあるそうで、砂や灰による損害を補償する保険があります。が、保険料は1日あたり1,000円超と高額。自分でコントロールできる範囲で慎重に運転し、あとは運を天に任せることにしました。

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到着翌日は空港周辺を観光。その名の通り乳青色のBlue Lagoon(ブルーラグーン)は巨大なスパ施設のようでした。リゾート地にあるプールのように温泉内に飲食物を販売するカウンターがあり、ビール片手に温泉に浸かる観光客の様子を眺めて退散。天然の温泉ではなく、地熱発電所の排水を再利用しているとのこと。

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Golden Circle(ゴールデン・サークル)と総称されるエリアには、地球の裂け目が見られるThingvellir National Park(シンクヴェトリル国立公園)や、笑ってしまうような勢いで空高く吹き上がる間欠泉・Geysir(ゲイシール)、黄金の滝という異名を持ちアイスランド随一の規模を誇るGullfoss(グトルフォスの滝)が点在しています。

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この日宿泊したのは馬を育てている農家(地図のE地点)。予約時に確認すると普通車でもアクセス可能とのことでしたが、最後の2km程度は砂利敷きの道。飛び石の恐怖と戦いながら時速20kmで恐る恐る運転する私に対して、3倍以上のスピードで走り抜ける地元の人々。すれ違う度に心臓が縮む思いでした。

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3日目は「裏見の滝」として有名なSeljalandsfoss(セリャラントスフォス)へ。澄み渡る空と、春先に見られる新緑のような淡い黄緑色の植物とのコントラストが美しい風景でした。

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初めての車中泊は、Skogafoss(スコゥガフォス)という滝の駐車場を兼ねているキャンプ場にて。Londonで購入した自炊グッズと、アイスランドのガソリンスタンドで調達したガスボンベを使って卵を茹で、翌日からのトレッキングの準備完了です。

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Swiftは車体が小さい割にはリクライニングの角度が大きく、それなりの寝心地。バックパックの奥底に眠っていた寝袋もようやく日の目をみることになりました。

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アイスランドで利用できるSIMカードジモティーで出品中です。ご興味があればお問い合わせください。

 

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