世界一周の持ち物すべて!重宝したものと買い足したもの、不要なものリスト
夫婦で世界30か国を旅する中で役に立ったもの、途中で必要になり買い足したもの、不要だったものを振り返ってみました。持ち物の取捨選択や評価に影響があると思われる私たちの旅のスタイルの特徴は以下の3点です。
- 気候が夏(またはそれに準じる気候)であるときに滞在。防寒グッズは少なめ。
- 日本製品へのこだわりが小さい。荷物を少なくすることを優先し、消耗品は現地調達が基本。
- トレッキングや山歩きはたくさんするが、テント泊はしない(車中泊はあり)。
具体的な持ち物リストは以下の通り。カッコ内に商品名を記載しているアイテムは、旅の中で重宝したおすすめの品です。それぞれのアイテムに対するコメントや評価も記載しましたので、持ち物を用意する際に参考にしていただければ幸いです。
<夫婦で世界を旅した持ち物リスト>
- バッグ編
- 貴重品編
- 衣類・靴編
- 下着(3セット、ユニクロ:エアリズム)
- 靴下(2セット、ダーンタフ)
- 防寒下着(2セット、ユニクロ:ヒートテック)
- 半そでVネック、タンクトップ(2枚、ユニクロ:エアリズム)
- 半そでTシャツ(3~4枚)
- ズボン(2枚、モンベル:コンバーチブルパンツ)
- スウェット上下(1セット)
- スウェットの半ズボン(1枚)
- 雨具兼ウインドブレーカー(1枚、モンベル:ストームクルーザー)
- 薄手のダウンジャケット(1枚)
- 帽子
- ニット帽
- ストール(1枚)
- 水着(1セット)
- トレッキングシューズ(コロンビア:クレッセントピークアウトドライ)
- 高機能サンダル(キーン:ニューポートまたはウィスパー)
- ビーチサンダル
- 圧縮袋(100円均一、イスカ:コンプレッションバッグM)
- ガジェット編
- 日用品・小物編
- アウトドアグッズ編
- 医薬品編
- 持参せずに後悔したもの
- 不要だったもの
バッグ編
バックパック(ドイター:エアコンタクト)
空港やバスへの預け入れ時に手荒く扱われても破れず、バックパックを背負って長距離を歩いても疲れにくいものを探し回りました。最終的に、ドイターのエアコンタクト(夫は65+10リットル、私は女性用の50+10リットルのモデル)を購入し大正解。
腰のベルトがしっかりしていて安定しているため、20キロの荷物を持ち運んだときにも疲れ知らず。肩や腰の痛みもありませんでした。付属している雨除けのカバーが厚手で丈夫なのも安心です。もちろん、本体が破れたりジッパーが破損する気配はありませんでした。日本ではあまり見ませんが、ヨーロッパではシェアNo.1なのか!?というくらいよく目にしました。おすすめです。
deuter エアコンタクト 50+10 SL 17D3320216-5530 バックパック (Lady’s)
- ジャンル: バックパック・リュック
- ショップ: Victoria L-Breath楽天市場支店
- 価格: 33,000円
夫は背負い心地を気に入ったグレゴリーのバルトロ(65リットル)と迷っていましたが、エアコンタクトの方が腰ベルトのつくりがしっかりしていること、値段が安かったことからこちらを選択。
リュックサック
これも丈夫なものを求め、衣類とまとめてモンベルで購入。夫はガレナパック(20リットル)、私はフィルストパック(20リットル)を選びましたが、フィルストパックにはレインカバーが付属していないことが発覚。仕方なく、雨の日は日本から持参したゴミ袋をかけて活動していました。ガレナパックのレインカバーは大雨の日には水が滲み込できたため、撥水効果の高いレインカバーを購入することをおすすめします。
容量は、街歩きや日帰りのトレッキングだけなら20リットルで十分。下着や防寒着、軽食、寝袋を詰めて数泊のトレッキングに出掛けるなら30リットルでもいいと思います(私たちは20リットルのリュックサックに荷物を無理矢理詰め込んでいました)。
ウエストポーチ
貴重品を入れるため、モンベルでクロスランナーポーチ(M)を購入。薄手のポーチであれば何でもいいですが、パスポートとお財布、スマートフォンが入る大きさは必須です。飛行機や夜行バスでの移動時や、手ぶらで外出したいときに重宝しました。Amazonでは薄手のウエストポーチが多数販売されています(リンク)。
貴重品編
パスポート、パスポートのコピー
パスポートを紛失したときや、パスポートを提出したくないときに役立つのがコピー。写真が載っているページと裏ページ(必要事項を記入しておく)をコピーしておくと安心です。
財布
ブランド物のお財布は目立つのでやめましょう。薄手のものの方が持ち運びが楽です。私たちは100円均一で布製の長財布を2つずつ購入(1つは襲われたときに投げるためのダミー財布)。謎のROBIというタグ付きですが、開口が大きいため慣れない国の硬貨も探しやすく使いやすかったです。
現金
日本円と米ドルでそれぞれ2~3万円ずつ現金を持っておくと安心。ATMが近くにないときにも必要なモノやサービスを購入できます。なお、盗難や強盗で全財産を失うことがないよう、現金は分散して収納しておきましょう。
クレジットカード
VISAとMasterを持っていると安心です。1軒ですが、Masterしか使えないお店もありました。JCBは日本人が大挙して押し寄せるハワイなどのリゾート以外は使えないため、紛失や盗難のリスクを回避するために日本に残しておくのが吉。
プライオリティーパス
安い航空券を利用する場合、深夜便だったり乗り継ぎの接続が悪かったりと、空港で長い時間を過ごすことになるケースが多々あります。プライオリティパスを持っていれば空港のラウンジを利用できるため、雑踏の中、ベンチを探して空港内を彷徨い歩くことがなくなります。軽食をとったりシャワー浴びることができる場合も。
楽天プレミアムカードは、年会費1万円でプライオリティパスがついてくる優れものです。VISAカードは持っている方も多いと思われるため、プライオリティパス付のMasterカードを契約し、帰国と共に即解約するのがおすすめです。
なお、プライオリティパスでラウンジを無料で利用できるのは1枚につき1人まで。受け付けの人は何も言いませんが、2人目以降は3,000円+税が容赦なく課金されるのでご注意を。
キャッシュカード(住信SBIネット銀行)
住信SBIネット銀行に口座を開設しておくのがおすすめ。ドル建てで預金をしておくと、米ドルを引き出す場合は手数料がかかりません。
スマートフォン
各地でSIMカードを利用するために、出国前にSIM解除をしておくこと。また、アプリのインストールと各種認証を済ませておくとすぐに使えます。
捨てる用のスマートフォン
過去に使用していたスマートフォンを街歩き用のカバンに入れておくと、強盗に襲われた際に捨ててダッシュで逃げることができます。
予防接種の証明書(イエローカード含む)
ブラジルやアフリカ諸国への入国に必要なイエローカード(黄熱病の接種証明書)の他、海外で体調を崩して病院を受診するときに予防接種の記録を提示すると適切な処置を受けられる確率が上がります。
ネパールで犬に襲われ狂犬病予防の処置を受けた際(こちらの記事)も、日本で受けた予防接種の記録を提示することでスムーズにアフターショットを打ってもらうことができました。
海外旅行の保険証券、保険証券のコピー
病気や事故など、不測の事態に備えて保険証券のコピーを肌身離さず持っておくことをおすすめします。インドで入院した際(こちらの記事)、保険証券の原本を提出して回収し忘れてしまい、日本の保険会社に再発行を依頼する羽目になりました。コピーがあれば原本を紛失した際にも安心です。
海外旅行保険は複数の保険会社で取り扱いがありますが、私たちが加入していた東京海上は、体調を崩したときも盗難にあったときもサポートが迅速で適切、かつきちんと補償され安心感がありました。一方、損保ジャパンの保険に加入していた方は、強盗に遭い身ぐるみはがされたにも関わらず、ポリスレポートで保険金の申請をしたところ却下されたとのこと。
世界一周者に有名な損保ジャパンの保険に高いけれども加入した。
— 増井公祐@東大発バイオベンチャーのCEO (@KosukeMasui) 2019年12月13日
運悪く強盗に会い、殺されかける思いをし、荷物も全部とられた。
ポリスレポートをもらって帰ってきて、保険を申請したが、「強盗が証明できないので払えません」の一択で聞く耳を持たなかった。
二度と使わないと心に誓った。 pic.twitter.com/dqMt3q9Gfk
衣類・靴編
下着(3セット、ユニクロ:エアリズム)
高温多湿の環境でもすぐに乾くユニクロのエアリズムがおすすめ。夫はパンツ、私はパンツとブラジャーを購入しました。エアリズムはデザインも水着のようなので、ドミトリーでも気兼ねなく干すことができました。
靴下(2セット、ダーンタフ)
アウトドア用品店ですすめられたタフ靴下。厚手なので乾きにくいものの、丈夫さはピカイチ。クッション性もあり、30キロほど歩いても靴擦れができたり足が痛くなったりしない優れもの。ラインナップが複数あるため、迷ったらアウトドア用品店で相談するのがいいと思います。
ダーンタフ メンズ マイクロクルークッション Darn Tough Men’s Micro Crew Cushion ソックス 靴下 くつ下<2019 秋冬>
- ジャンル: スポーツ・アウトドア > アウトドア > 登山・トレッキング > ウエア > 靴下
- ショップ: OutdoorStyle サンデーマウンテン
- 価格: 2,750円
防寒下着(2セット、ユニクロ:ヒートテック)
高山地帯や初春のヨーロッパなど、寒い場所で活躍。私たちは3セット持って行きましたが、長袖(または8分袖)を上下2セット持っていれば十分だと思います。
半そでVネック、タンクトップ(2枚、ユニクロ:エアリズム)
夫はエアリズムの半そでVネック、私はエアリズムのタンクトップを購入。蒸し暑いときや、Tシャツの洗濯が追い付かないときに着用していました。私たちは3枚持参しましたが、2枚で間に合います。
半そでTシャツ(3~4枚)
消耗品と考え、惜しみなく捨てられるものを持って行きましょう。手洗いしながら着回していると、日本では目にしたことがないほどヨレヨレになります。他の衣類と組み合わせやすい色、デザインのものを持って行くのがいいと思いますが、サファリで白いTシャツを着用していると動物が襲ってくるとしてガイドに怒られます。白はだんだん汚れが落ちなくなり、黒は色あせてくるのでグレーが無難かも。
欲を言えば、普段着用に綿のTシャツを、野外活動時など汗をたくさんかくとき用にポリエステルのTシャツを2枚ずつ持っていると安心です(私は綿素材が好きなので、常に綿のTシャツを着用していましたが)。
ズボン(2枚、モンベル:コンバーチブルパンツ)
ひざ部分で切り離せるタイプのズボンは気候への適応が容易で、荷物を減らせるためおすすめです。私たちはモンベルのコンバーチブルパンツを購入しファンになりました。すぐに乾くのも◎。
スウェット上下(1セット)
防寒着兼寒い地域での寝間着として活用。私たちはユニクロで長そでパーカーと長ズボンを購入しました。
スウェットの半ズボン(1枚)
暑い地域での寝間着として活用。荷物を減らしたい場合はコンバーチブルパンツで代用可能です。
雨具兼ウインドブレーカー(1枚、モンベル:ストームクルーザー)
最強の雨具。大した手入れもせず1年間着用していましたが、きちんと雨をはじく優れもの。アウトドア用品店のスタッフ曰く、モンベルのゴアテックス製品のコストパフォーマンスはかなり高いようです。必須の1枚。
薄手のダウンジャケット(1枚)
日の出前や日没後のアウトドア活動や、高山地帯、飛行機内での防寒着として1枚あると重宝します。冬場に活動するのでない限り、ユニクロのウルトラライトダウンで十分。
帽子
モンベルのゴアテックス素材の帽子を購入しましたが、途中から防水性能が下がりました。小雨だと帽子は不要だし、大雨なら雨具を使用することを考えると、帽子に防水機能は不要だと思います。
キャップタイプはファッション性は高いものの首の後ろ側が日焼けします。機能を重視するなら全方位につばがある帽子一択。旅行中、外国人のおじさんが↓のような一部がメッシュになっているハット+サングラスという出で立ちでクールでした。
ニット帽
防寒のために購入。出番は少なかったものの、高山地帯の早朝や夜は震えるほど寒いので持っていてよかったアイテムです。
ストール(1枚)
ネパールやインドで空気が悪いときに鼻や口を覆ったり、日差しが強いときに肌を隠すのに活用。現地の露店でも買えますが、日本の方が安くて良質なものを調達できると思います。
水着(1セット)
水遊び以外にも、洗濯が追い付かないときに下着の代用品として活躍しました。
トレッキングシューズ(コロンビア:クレッセントピークアウトドライ)
トレッキング時やサンダルでは寒い地域で着用。クレッセントピークアウトドライは軽くて防水性能が高く、コストパフォーマンスの高いトレッキングシューズでした。
高機能サンダル(キーン:ニューポートまたはウィスパー)
移動や街歩きなど、日常用の靴として購入。夫はキーンのニューポート、私はウィスパーを選びました。
他のブログではウィスパーは話題に上がっていませんが、つま先まで覆われているため動きやすいのと、生地が薄いため乾きやすい=臭くならない(最重要)という点でおすすめです。ニューポートに比べて靴底が薄く多少滑りやすかったり、サイドのゴムの部分が弱いのか糸のほつれが見られましたが、1年間履いている分には全く問題なく活躍してくれました。川の中もガンガン歩けます。
靴は選ぶのにとても時間がかかったアイテムのひとつ。選定の経緯や評価については別のブログにまとめていますので、よろしければご参照ください。
ビーチサンダル
ドミトリールームやキャンプサイトに宿泊する際に必須。私たちはキーンのサンダルで代用しようと日本から持参しませんでしたが、一晩干しておいても乾かなかったためネパールでペラッペラのビーチサンダルを購入しました。日本から持って行かれることを強くおすすめします。
圧縮袋(100円均一、イスカ:コンプレッションバッグM)
衣類や寝袋などかさばるものを小さくまとめるのに便利。100円均一で売っている空気穴のあるタイプの圧縮袋は、予備を含めて4枚購入しておくことをおすすめします。
イスカのコンプレッションバッグは、原理はアナログながら本当に小さくなるので、荷物が多い人には役立つと思います。特にMサイズは人気が高いようで品切れも多く、私たちは1枚だけ購入して夫が寝袋やダウンジャケットなどの圧縮に利用していました。本当に小さくなります(2回目)。
ガジェット編
パソコン
写真データをポータブルHDDに移行したり、パソコンでしか正常に機能しない海外の航空会社(Avianca、LATAM)のウェブサイトから航空券を購入する際に使用しました。性能よりも大きさと重さを重視し、ASUSの11.6インチのノートパソコンを購入しました。
GoPro、予備のバッテリー、バッテリーチャージャー
ミラーレス一眼カメラと悩みましたが、水中で撮影するためにGoProを購入。画角が広く、ウルルやフィッツロイ、セリャラントスフォスの滝など、スマートフォンでは収めるのが難しい景色も難なく記録できます。
すぐに電池がなくなるため、予備のバッテリーと、複数のバッテリーを一度に充電できるバッテリーチャージャーも購入するのがおすすめです。
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- メディア: エレクトロニクス
急速充電ポート(アンカー:パワーポート4)
現代の旅人には必須のアイテム。コンセントが1つしかない場所でも、パワーポート4があれば同時に4台充電できます。しかも急速充電。
延長コード
100円均一で2mの延長コードを購入。設計ミスかと思うような場所にコンセントがある宿が多いので出番は無数にありました。上記の急速充電ポートと併用する場合、延長コードのコンセントの差し込み口は1つ、または2つで十分です。
モバイルバッテリー(アンカー:パワーコアII 10000)
夜行バスでの移動時や、車中泊で充電がままならないときに活躍。いろいろな評価を見た上で購入したアンカーのパワーコアII 10000に加え、自宅にあったモバイルバッテリーを総動員しましたが、スマートフォンをカーナビ代わりに利用し、5日連続で車中泊を続けたときにはバッテリーが切れそうになりました。
ポータブルHDD(トランセンド:ポータブルHDD耐衝撃)
撮影した画像や動画データの保存に活用。大切な写真データが飛ぶという悲劇を避けるため、衝撃に強いという宣伝を信じて購入しました。私たちは2台購入しましたが、スマートフォンを中心に写真を撮っていたこともあり1台で十分でした。
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変換プラグ(カシムラ:サスケ)
ガンダムのように組み替えて使う、全世界で対応可能なプラグです。これまでチマチマと旅行先に合わせた変換プラグを購入していたのが悔やまれる逸品。サスケがひとつあればどんな形状のコンセントにも対応できます。
キンドルペーパーホワイト(アマゾン)
格安旅行をしていると待ち時間が長いので、どこでも本を買って読むことができるキンドルに何度も救われました。
USBメモリ(2個)
信じられないことに、オンラインで購入したeチケットを印刷して提示しなければならない場面が多々ありました。eチケット(PDF)をUSBに保存しておくと、どこの印刷屋さんでもスムーズにプリントアウトしてもらうことができるため、地味に重宝します。USBメモリが正常に作動しなくなる可能性に鑑み、2個持っていると安心です。
時計(カシオ:F-105W-1A)
壊れたり盗まれたりしても時計として購入。あとから調べてみると、「チープカシオ」と呼ばれ、一部に根強いファンがいるよう。1,000円とは思えないタフさで、落としてもぶつけても雨に濡れてもへっちゃら。極めつけはライト。暗いところでも時刻を確認できます。腕時計で時刻を確認する文化をもつ人には全力でおすすめしたいアイテム。
ガジェットケース
衝撃を吸収してくれそうなケースをAmazonで探して、こんな感じの3点セットで内側の仕切りを自由に移動できるものを購入しました。
日用品・小物編
洗濯ロープ、洗濯ばさみ
100円均一で十分。ロープは2m程度のものを購入すれば、ドミトリールームやキャンプでも洗濯物を乾かすことができます。
洗濯用バケツ(LOGOS:FDバケツ)
衣類を手洗いするときに必須のアイテム。洗濯物が多いときには複数回に分けて洗っていましたが、このバケツに衣類と水を入れ、洗剤を投入して押し洗いすれば簡単に洗濯ができます。
炊事場のないアメリカのキャンプ場では、このバケツを使って共用の水道で水を汲み、自分たちのサイトで調理や食器の洗浄をしていました。折りたためるので持ち運びにも〇。
洗濯用洗剤
水に溶けやすく、泡切れのいいものを持参すると洗濯が楽です。空のペットボトル(500ml)に移し替えて持って行けばバックパック内で袋が破損する心配もありません。
爪切り、耳かき、手鏡、リップクリーム、目薬、電動ひげそり、毛抜き
どんなときでも最低限身だしなみを整えるために。
日焼け止め
日本の日焼け止めは白くならず、性能も高いのでたくさん持って行きました。オーストラリアとチリで買い足しましたが、チリの日焼け止めはサンオイル(火傷にならない程度にきれいに日焼けができる)のようで、日焼け止めを塗りたくっているのに日に日に焼けていくという謎の現象に悩まされました。
歯ブラシ(予備も)、歯磨き粉、歯ブラシ用のキャップ
虫歯は旅行保険の適用外のため、旅行用の小さい歯ブラシではなく、日常的に使用している大きさのものでちゃんと歯を磨きましょう。ケースに入れるよりも、歯ブラシにキャップをつける方がかさばりません。
海外の歯ブラシは総じてサイズが大きく磨きにくいため、日本で替えの歯ブラシまで調達していくのがおすすめです。
石鹸
消耗品の中で石鹸だけは日本製のものが突出して優れており、たくさん持って行ってよかったと感じていました。泡立ちのよさ、泡の耐久力、洗浄力、どれをとってもナンバーワン。
トイレットペーパー
トイレの文化が全く異なるアジア諸国では、トイレットペーパーを常に持ち歩いていないとトイレから出られなくなる危険があります。日本から数ロール分のトイレットペーパーをバックパックに詰め、滞在先で余ったトイレットペーパーも荷物に加えることでトイレットペーパーを補給していました(オーストラリアへの入国時、税関の職員に尋問された際(こちらの記事)には、バックパックにたくさんのトイレットペーパーが入っていることを不審がられました)。
ウエットティッシュ
新興国や野外での活動時に、食事の前にウエットティッシュを使う機会が多々ありました。
身体を洗うタオル
毎日入浴していても、石鹸を手につけて身体をなでるだけでは垢は落ちません。仕方なく、オーストラリアのダイソーでポリエステルの身体洗いタオルを約200円で購入しました。
ダイアルロック式南京錠(3個、内1個はTSAロック)
1人3つずつ持参。飛行機への預け入れ荷物にも使えるよう、ひとつはTSAロックにしました。私は南米で立て続けに紛失し、途中で購入しようとしましたが、日本に比べて価格が高く断念しました。
個人的には鍵をなくす心配のないダイアルロック式のものが使いやすいと思います。一方、ワイヤー式の南京錠は切られやすい反面、どのような形状のものにも鍵をかけることができる柔軟性があるため1つ持っておいてもいいかもしれません。
ビニール袋(大、小)
汚れた衣類や靴を入れるために、スーパーの袋程度の大きさのビニール袋と、45Lのゴミ袋が数枚ずつあると便利です。
ジップロック
小物をまとめてしまっておくことができるので重宝しました。
使い捨てコンタクト
日差しが強いときや海でのアクティビティーのときには、サングラスやゴーグルを併用できるコンタクト必須。夫は機動力があり手入れ不要な眼鏡だけで過ごすつもりでコンタクトを持って行きませんでしたが、ダイビングや汗をたくさんかくトレッキングの際には不便そうでした。
サングラス
出国前日に実家の車を運転していたときに車内にサングラスを置き、そのまま日本を出てきてしまったため、ネパールで偽物のレイバンを購入。すでに持っているものを購入するのも癪に障るので我慢しようかとも思いましたが、アジアの強い日差しに耐え切れませんでした。
アイマスク
ドミトリールームの滞在や車中泊、夜間の移動時に熟睡するために必須。特に車中泊を始めてからは、周囲の人の目を気にせずに自分たちのペースで寝起きできるので重宝しました。
マスク
ネパールやインドの排気ガスや土埃がひどい国着用。途中でストールを活用することにしたため、その後は出番はありませんでした。かさばるものでもないため、自宅にあるのであれば数枚バックパックに入れておいてもいいと思います。
ネックピロー
荷物になるため日本に置いて行きましたが、飛行機だけでなく夜行バスでの移動時にも役に立つため持って来ればよかったと後悔しました。私たちはアイスランドでの車中泊を前にAmazonで購入しましたが、粗悪品をつかんでしまい東京に到着した途端に捨てました。
S字フック
突起がない場所に何かを吊り下げたり、洗濯ロープをひっかけたりとふとした時に役に立ちました。私たちは2個ずつ購入しましたが、1個あれば十分だと思います。
プラスチック製のスプーン、フォーク
コンビニなどでもらって余ったものを取っておき、バックパックに入れておくと思わぬところで活躍します。例えば、食パンに塗るジャムをすくったり、ヨーグルトを食べたり、粉末のスープをお湯で溶いたり…等々。
筆記用具(特にボールペン)、メモ帳
飛行機内で入国審査の書類を記入したり、宿のオーナーの言うことが信用できず念書をとったり、旅先で出会った人の連絡先を聞いたりする際に筆記用具とメモ帳を持っていると便利です。
ガムテープ
バッグの雨除けカバーや、衣類の圧縮袋が破れたときの補修などに使用。布製がおすすめです。
アウトドアグッズ編
速乾タオル(The Friendly Swede:マイクロファイバータオル)
ドミトリールームにはタオルが付いていないことが多く、また車中泊ではキャンプ場のシャワーを使うためタオルの持参が必須です。このマイクロファイバータオルは、旅行前にいろいろなブログを読み漁った夫が見付けたものですが、身体を拭くのにもちょうどよい大きさで、価格も2枚で2,000円程度と手ごろ。入浴後や洗濯後もすぐに乾く優れものです。
汗拭き用タオル
トレッキング時などに使用。手ぬぐいは薄くてすぐに乾きます。
折り畳み傘
モンベルのロングテイルトレッキングアンブレラを購入したのですが、荷物を覆うよう後ろが長くなっている分畳みにくく失敗でした。傘自体は軽くて強風に煽られ壊れることもなかったので、普通のトレッキングアンブレラか、炎天下でも使える晴雨兼用のサンブロックアンブレラにすればよかったです。
寝袋(モンベル:ダウンハガー800 #3)、寝袋用シーツ
寝袋は、モンベルのダウンハガー800 #3を購入。色はいまいちですが、とても暖かく、気持ちよく眠れるようよく考えて設計された寝袋で快適でした。身長180センチの夫は、ダウンハガー800 #3のロングでちょうどよいサイズ感だったようです。
インドではベッドにダニがいる疑いがあったときにベッドに敷き、車中泊では寝具として大活躍。ただし、シーツを持っていなかったため買い足しました。テント泊や車中泊の予定がある方は、日本でシーツも購入していかれることをおすすめします。
ヘッドライト、替えの電池
宿に電気が引かれていない辺鄙な場所やキャンプ場に宿泊するとき、日の出前からトレッキングをするときにあると便利。帰国後には防災グッズに転用できるため、購入して損はないと思います。替えの電池もお忘れなく。
マルチツール(ヴィクトリノックス:クライマー)
ハサミが組み込まれているため購入したクライマーですが、旅行早々に盗まれてしまい、勤めていた会社を退職するときに餞別としてもらったマルチツールを使用していました。主に、野外調理の際に缶切りを使用。マルチツールのナイフ(大)を使って果物を剥いたり切ったりする猛者もいました。
ナイフ(貝印:コンパクトナイフ)
これも退職時に同期から餞別としてもらったもの。キッチン付きの宿でも包丁が錆びていることが多かったため、自炊するときに重宝しました。
軍手
寒いときには手袋として、トレッキングのときにはケガ防止のために何かと出番があったのが軍手。見た目は不格好ですが、着用すると大和魂を感じられるアイテム。
野外調理セット一式
アイスランドにて、節約のためにキャンプ場で車中泊をすることを決め、野外調理で必要な最小限のものを想定して購入した品々です。
- バーナー(SOTO:アミカスシングルバーナー):軽くて火力があるバーナー
- クッカーセット:これと似たようなものを購入しましたが、2人分としては小さく、調理しにくかったです。
- カトラリーセット:フォーク、スプーン、ナイフを購入。ナイフの出番はありませんでした。
- まな板:ノートパソコンサイズのものがおすすめ。現地で調達しようとしても小さいサイズのものはなかなか見つからず、探すのに苦労しました。
- ガスボンベ:機内に持ち込めないため、現地で調達しました。
医薬品編
葛根湯
旅行初期は慣れない環境で体調を崩すことが多く、普段ほぼ飲まなかった葛根湯を大量に消費しました。
虫刺され薬(キンカン)
海外ではあまり見なかった虫刺され薬。キンカンを持って行ったのですが、インド滞在中に蒸発を疑うようなスピードで減り続けてあっという間に空になり、現地調達もできずにつらい思いをしました。
酔い止め(エスエス製薬:アネロン ニスキャップ)
乗り物酔しやすい私に、エスエス製薬出身の元同僚が、前職で唯一すすめられる薬として紹介してくれました。事前に服用していたときには乗り物酔いしませんでしたが、気持ち悪くなってきたときに服用しても効果はありませんでした(個人の感想です)。
オロナイン
切り傷などにも効くようなので、ひとつ持っておくと安心です。
- ジャンル: 医薬品・コンタクト・介護 > 医薬品 > キズ薬・消毒薬 > 第二類医薬品
- ショップ: サンドラッグe-shop
- 価格: 508円
高山病予防薬
日本にも『ダイアモックス』という処方薬がありますが、ネパールでは同じ成分の薬をより安価に購入できるという記載を目にしてカトマンズで購入(記事はこちら)。南米でマチュピチュを訪れる前に服用し、高山病にかかることなく観光を楽しんできました。
体温計
体調が悪いときに、自分の現状を把握するために使用していました。必須ではありませんが、自宅にあるなら持参するのがいいと思います。
絆創膏、マキロン
ケガをしたときの応急処置に。
持参せずに後悔したもの
薄手の長そで襟付きシャツ
灼熱の太陽の下で活動するときや、友人と会うなど少し装いを正したいときに「あのシャツを持ってくればよかった」と度々後悔しました。何度も現地で購入しようとしましたが、着用している人はたくさん見かけるのに店頭では販売していないという摩訶不思議なことがあり結局購入できませんでした。
風邪薬
日本では本格的に体調が悪くなると内科に足を運んでいたため使用状況を想像できず、葛根湯しか持参しませんでした。整腸薬よりも断然必要なのは風邪薬。ジキナ(顆粒)がおすすめですが、飲み慣れた薬が一番です。
不要だったもの
カラビナ
種々のブログで「役に立つ上に、現地の人に欲しがられるアイテム」として紹介されているカラビナですが、登場機会は一度もありませんでした。旅行中、カラビナを使って靴や寝袋をバックパックに外付けしている人は目にしましたが…。
フック付きの洗面用具入れ
Airbnbで安く個室に宿泊していたので極端に出番が少なかったもの。ドミトリールームでは、ベッドの縁にS字フックを使って洗面用具入れを吊り下げて歯ブラシなどを収納していましたが、なくても困らないレベル。
胃腸薬、下痢止め
新興国ではお腹を壊すことがあるかもしれないと大量に購入しましたが、一度も使いませんでした。生水を飲まない、生ものを食べないなどの予防の方が大切です。
耳栓
わざわざ100円均一で購入しましたが、耳栓をつけると耳が痛くなるのと、うるさい人は耳栓をしても聞こえてくる声量で騒ぐため活躍する場面はありませんでした。
カメラ
今やスマートフォンのカメラも十分画像がよいため、普段はスマートフォン、きれいな風景を見に行くときにはGoProを活用。カメラの出番はありませんでした。
アルミシート
防寒用に購入したものの、使用場面が全くありませんでした。唯一、インドのゲストハウスでダニの存在が疑われたベッドに敷いて寝たところ、今度は灼熱地獄により寝付けず、散々な目に遭いました。6月上旬に訪れ、車中泊をしながら旅行したアイスランドでも不要でした。
扇子
高温多湿の環境でリュックに入れっぱなしにしてあった夫の扇子はカビてしまいお陀仏に…。
虫除けリング(キンチョー:香リング)
両手両足につけていても全く効果がなく、ただ臭いだけ。インドで開封して効果がなく、日本の蚊にしか威力を発揮しないのかと日本でもつけてみましたが、やはり意味なし。未だに販売されているのが不思議です。
ハエ除けネット(かぶるタイプ)
ウルルやカタジュタではハエが群がってきて観光どころではないという記事を目にし、エアーズロックリゾートのスーパーで購入。1日だけ着用したものの、目の前のネットにハエが止まるとかなり気持ち悪いため、2日目以降は無用の長物と化してしまいました。
化粧品
先進国の都市ではきちんと化粧をして過ごす予定でしたが、出国後、数日で眉毛すら描かなくなったので不用品になりました。
おしゃれ着
化粧品同様の理由。ワンピースや、水着の上に着用するパレオを持参したものの、洗濯が面倒なためバックパックの奥深くに眠ることになりました。
世界一周を計画している女性に向けて、安全と身だしなみの観点から必須の持ち物をまとめてみました。
旅行中につけていた日記を書籍化しました。情報を取捨選択してまとめたブログに対して、リアルな旅の日常を楽しんでいただけると思います。