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イエローモンキーのライブDVD「SUPER BIG EGG 2017」が神すぎるので聴いてほしい

数か月前に夫の影響でイエローモンキー(The Yellow Monkeyイエモン)の曲を聴き始め、誕生日プレゼントにライブDVDをもらってドはまりした。約2週間、作業中のBGMとしてループし続けてMCも諳んじられるようになったが、依然として聴き飽きない。魅力的なライブなのである。この素晴らしさを多くの人に知らせたい!という思いを抑えきれず、起業に向けて作業が山積する中でブログを書くことにした。

 

 

イエローモンキーの素晴らしさ

まずは、何も言わずにこの曲を聴いてほしい。

今年の10月にリリースされた新曲『DAN DAN』である。イエローモンキーに興味を持ち始めた頃、エレファントカシマシの宮本さんを観ようとつけたミュージックステーションにイエローモンキーも出演していたというのがこの曲との出会いだ。テレビで耳にしたときには「なんかありがちな曲だな」という印象だったが、ふとしたときにメロディーが口をついて出てくる不思議なパワーを持っている。そして、Youtubeで繰り返し聴いていくうちに「やっぱり最高」という評価に落ち着く。

 

続いては、2曲続けておすすめの曲を紹介する。


どちらも90年代に世に送り出された曲だが、未だにその輝きを失っていないと思うのは私だけだろうか。『SPARK』は、イエローモンキーの曲の中でも圧倒的に盛り上がる曲のひとつ。『SO YOUNG』は、今のところ私の一番のお気に入りの曲だ。Cメロのあとのサビの盛り上がりが最高にグッとくる。

 

Youtubeの静止画を見て、ルックスが苦手だという人もいるだろう。特に解散前の出で立ちはグラムロック色が強く、私もはじめは敬遠していた。『人は見た目が9割』という書籍を筆頭に、外見の重要性を説く言説は枚挙に暇がないが、ことイエローモンキーに関してはビジュアルで判断してはいけない。

 

外見のクセが薄めの曲を貼っておくので、騙されたと思って再生してみてほしい。

 

これらの素晴らしい曲を手掛けるのがボーカルの吉井さんだ。ソロ活動もしていたようだが、バンドとは勝手が違うのか、イエローモンキーとして放つ曲のすさまじさには敵わないように思える。ロックナンバーにしてはスローテンポながら、つい体が動いてしまうノリノリなリズムを支えるのがドラムの菊地(弟)さんとベースの廣瀬さんの2大巨頭。そして、ギターの菊地(兄)さんのメロディーと演奏スタイルが文句なしにかっこいいのである。

 

この素晴らしいバンドが再結成され、積極的に活動しているあいだにその魅力に気付くことができて本当によかった。

 

 

ライブDVD『SUPER BIG EGG』の素晴らしさ

そんな最高のバンドが、数々の名曲を引っ提げておこなった東京ドームツアーが収録されているのがこのライブDVDなのだ。控えめに言って最高なので、今すぐ購入してほしい。

THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017(Blu-Ray)

THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017(Blu-Ray)

 

 

オープニングで流れるクラブミュージックのような電子音に面食らうのと、ライブの途中でドキュメンタリーを挿入する編集がイケていないこと、『LOVE LOVE SHOW』で世界のお姉さんたちに動きを指示してほしいという要望はあるのだが、それを差し引いてもあまりある素晴らしさを体感いただけるはずだ。

 

捨て曲なし!全24曲

まず何と言っても最高なのが選曲だ。24曲も入っていて捨て曲がない。

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(Amazonから引用)

 

にわかファンの私は知らない曲が複数あったが、1度聴いてトリコになった。個人の嗜好としてはバラードよりも分かりやすくノリノリの曲が好みで、1曲目の『WELCOME TO MY DOGHOUSE』の前奏で一瞬でテンションが上がり、続く『パール』でイエローモンキーの世界にトリップする。

 

バラード調の『天国旅行』や『真珠色の革命時代』は、聴けば聴くほどそのよさを実感できるスルメ曲。アンコール前の待ち時間に流されたと思われる『Horizon』は、ライブでぜひ聴いてみたいと感じる1曲である。

 

秀逸な演奏

これらの名曲は、高い演奏技術によって支えられている。とにかく、一糸乱れぬリズム隊がすごい。素人目にも『BURN』の独特なリズムを維持するのは相当な難易度に思えるが、菊地(弟)さんのドラムはブレない。すごい。

 

ベースの廣瀬さんは、派手な出で立ちとは裏腹にあまり目立った動きをしないのが印象的。着用しているスーツの色の影響もあり、だんだん漫画『ワンピース』に出てくる革命軍のおかまの人に見えてくる。これも見どころのひとつ。

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(ワンピース公式サイトより)

 

かっこつけた姿が本当にかっこいいのが菊地(兄)さんだ。『MY WINDING ROAD』はわかりやすくかっこいい。彼の弾くギターソロもかっこいい。動きに華があり目が離せない。長年ギターを弾いていた夫の評としてはリズム感も抜群だそう。嫌になるほどかっこいい。

 

吉井さんのボーカルはアレンジのセンスが光り、つい煽られてしまう。音程も絶対に外さないのである。いつかライブで吉井さんの目の前に陣取り、『悲しきASIAN BOY』のサビで一緒にこぶしを振りたい。

 

経験した人にしか語れないMC

最後に、吉井さんのMCの素晴らしさに触れておく。結成後、人気を博しながら活動休止を経て解散に至り、12年後に再結成したイエローモンキー。「幸せな人生」「人間は経験しないとわからないが、信じれば必ず実現できる」と言い切れる50代は純粋にかっこいいし、そのような生き方をしたいと思う。前後の文脈もあるのでぜひ全文を聞いていただきたい。

 

菊地兄弟の仲の良さ

おまけとして言及しておきたいのが、菊地兄弟の仲の良さである。動けない弟に対面してギターを弾く兄の姿や(2人とも楽しそう)、移動中に連れ立って歩く姿、兄のつくった『Horizon』を歌う弟の姿を観ていると嬉しい気持ちになる。兄弟そろって音楽の世界で第一線に立ち続けていることに尊敬の念を禁じ得ない。

 

 

『SUPER BIG EGG』のおすすめの活用方法

ここからは、このライブDVDの最適な視聴画面をご紹介する。どのような場面で楽しもうと個人の自由だが、特におすすめなのが作業時である。ドーピングのような効果を発揮し、驚異的なスピードで作業がはかどる。また、疲労や睡魔で思考が朦朧としてきたときに聴くと、あと1時間、いや2時間は頑張れるようになる。

 

雑音で集中力が向上するとの理由からカフェで仕事をする人も多いと聞くが、自宅でこのDVDを流しながら作業してみてほしい。仕事をするためにDVDを流していたはずが、いつしかライブを聴くために仕事を続けるようになっている自分に気付くはずだ。現在の価格は6,000円弱(ブルーレイ)。1杯300円のコーヒーを20回我慢すれば手に入るのが嬉しい。

THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017(Blu-Ray)

THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017(Blu-Ray)

 

 

 

30周年ドームツアーのお知らせ

関係者のような勢いでイエローモンキーを推してきたが、ダメ押しでライブをお知らせする。2020年に東京、名古屋、大阪でドームツアーが計画されている。しかも30周年。

 

私はもちろんチケット購入済み。はじめてのイエローモンキーのライブに期待で胸がいっぱいだ。ライブに向けてテンションを上げるためにも、今日も私は『SUPER BIG EGG 2017』を聴く。

theyellowmonkeysuper.jp