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ドライバーをスカウトしてアンコール遺跡群へ(世界一周74〜76日目)

Yangonの後は、カンボジアのSiem Reap(シェムリアップ)に移動しアンコール遺跡群へ。今回も飛行機移動だったため楽々。カンボジアでは米ドルが主力通貨で、飲食店やスーパーでもドル表示。1ドル未満の場合だけカンボジアの通貨「リエル」が登場します。
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カンボジアへの入国時にはビザが必要ですが、これももちろんドルで支払い。Angkorwat国際空港到着後、建物内のATMでドルを引き出し、アライバルビザ取得のため列に並びます。申請時に必要な顔写真のサイズも指定されていましたが、インドビザ申請の際に撮った大きめの写真を出してもほぼスルーでビザゲット。この手続きは外貨を得るだけの形式的なものの模様。
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アンコール遺跡群は広範に渡り点在しているため、我々の得意技・徒歩移動はほぼ不可。選択肢は①個人で専属のTuk tukを貸し切る、②パッケージツアーに入る、③自転車またはバイクをレンタルして自力で回るの3つ。自分たちのペースで回りたいが、夫が免許を持っていない(まさかの失効)我々は①を選択。3日かけて遺跡群を回る場合、宿泊先でTuk tukのドライバーを手配してもらう際のオファーは60ドル。これをベンチマークとして、ドライバーを直接スカウトするため市街地に行くところから我々の旅が始まります。レストランやお土産屋さんが集まるOld Merketへ。
https://maps.google.com/?cid=13704613981835395322

オフシーズンということもあるのか、交渉の結果、50ドルで専属ドライバーと契約。図らずも車のシートはきれいで座り心地も○。ひたすら歩いたり自転車を漕ぐのとは異なり、とても快適な旅でした。
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遺跡群巡りの初日は、Angkor Watで日の出鑑賞。まだ真っ暗な中、4:30に出発して日が昇るのを待ちます。生憎、雲が多くはっきりした太陽は見られませんでしたが、だんだん白む空を背負ったAngkor Watは素敵でした。
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内部には、今なお壁一面に施された彫刻が残っています。内戦の影響か風化によるものか、柱や仏像の一部は崩れており、立ち入り禁止になっている場所も。
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Angkor Thomには4面に顔の掘られた塔がこれでもかと立ち並び、写真から想像するのを上回る規模。
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Ta Prohmは、遺跡を侵食している木や苔と一体になった風景が何とも神秘的。崩壊が進んでいることにも無常を感じ、日本の寺院と似ているように思いました。
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Angkor Wat、Angkor Thom、Ta Prohmという3大有名遺跡を初日に訪れてしまった我々。3日間のツアーを組んだことへの不安が過ぎりましたが、翌日のBanteay Sreyは規模こそ小さいものの繊細な彫刻が美しく、満足度の高い遺跡でした。なお、「東洋のモナリザ」と評される彫刻を撮影し損ねるという痛恨のミス。
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3日目には、世界最大規模で水上生活者が生活を送るTonle Sap湖へ。ところが、てっきり歩いて湖畔を散策できるものと思っていたらボートのみでのアクセスとのこと。しかも乗船料は1人あたり25ドル。そこまで関心が高くなかったことから今回は見送ることに。このTonle Sap湖、後から調べるといろいろな手段で観光客からお金を巻き上げることで悪名高いようです。
https://blog.excite.co.jp/naoterada/26027155/


その他、マイナー遺跡も散策し、十二分にアンコール遺跡群巡りを満喫しました。中でも、Angkor Wat、Ta Prohm、Banteay Sreyが印象に残っています。