カンボジアからラオスへ陸路での国境越え（世界一周78日目）

Siem Reap（シェムリアップ）からラオスのSi Phan Don（日本語ではなぜかシーパンドンと表記されるが、発音はシーファンドンが近い）に行くため、2度目のバスでの国境越え。ネパールからインドの国境越えが地獄だったため今回も覚悟して臨んだものの、拍子抜けするくらい簡単でした。

※ネパールからインドへの地獄の国境越えの様子。
ahrd.hatenablog.com

Si Phan Donは4000 Islandsの意で、ラオス南部のメコン川流域にある中洲の島々が集中している地域を指します。観光地はDon Det（デット島）とDon Khon（コーン島）のふたつ。今回は、宿泊施設やレストランが多いDon Detを拠点にしました。

チケットを購入した旅行代理店の場所・価格
移動当日の様子

チケットを購入した旅行代理店の場所・価格

Don Detへの移動手段のチケットは、Siem ReapのOld Market近くにある”Asia Van Transfer”という旅行代理店で購入。経営者はリーマンショックをきっかけにカンボジアに移住したというスペイン人（声が大きく海賊っぽい）。Siem Reapからのチケットは1人あたり25ドルでした（2018年10月時点）。
asiavantransfer.com
https://goo.gl/maps/7f3LLpQ3aNPd6YzB7

チケット購入時に、「カンボジア側とラオス側それぞれの国境で審査官に「スタンプ料」を2ドルずつ支払う必要がある」との説明を受けます。スタンプ料は、ラオス側では平日16時までは1ドル、16時以降または休祭日は2ドルとのこと。どこからどう見ても賄賂なのですが、なぜか旅行代理店のスペイン人がスタンプ料と言い張っており、オフィス内にも「スタンプ料を払わない場合は置いていく」という掲示が。審査官と結託している模様。
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移動当日の様子

移動当日は、宿泊先までtuktukが迎えに来てくれ、旅行代理店で他の同乗者と落ち合います。
Don Detへ向かうミニバンは朝8時にAsian Van Transferを出発。途中で地元のカンボジア人をひろって空席に乗せ（途中乗車・下車）、運賃を徴収するという路線バスのような役割も果たしながら小銭を稼ぐも、走行は順調。13時頃に国境近くのゲストハウスに到着し、昼食をとります。
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このゲストハウスがカンボジア・ラオス間の輸送の拠点になっているようで、各地から送り込まれてきた外国人と共に別のバンに乗って国境を目指します。国境には15時半頃到着。ここまで、道路はきれいに整備されており道中はとても快適でした。これまた拠点になっている売店で出国・入国審査書類を記入し、両替のレートがよかったため米ドルをラオスの通貨、キープに交換。
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「最強のパスポート」と名高い日本のパスポートを持っていれば、ラオスでの滞在が15日以内の場合はビザは不要です。同乗者の外国人の中にはビザが必要な人もいる様子だったため、列に並ぶのが嫌な我々はさっさと書類の記入・両替を済ませてカンボジア側のImmigration Officeへ。
売店からの距離は1kmもなかったと思いますが、途中の道路にも建物内にも驚くほど人がおらず迷いかけたほど。我々を「サムライ」と連呼する審査官の指示に従って顔写真と指紋をとられ、2人分の「スタンプ料」として2ドル支払うと手続きは終了。お金を渡すと笑顔で「Thank you!!」と言われました。完全に彼のポケットに入るテンションです。
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ラオス側では、滞在目的と滞在期間を告げて2ドル支払うだけ。Don Detでの滞在先は現地で決める予定だったため、入国カードにはVientiane（ビエンチャン）の宿泊先の情報を記入しましたが全く問題ありませんでした。
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その他の外国人の入国手続きを待ち、ラオス側で待っていたバンに乗り換えて約30分走ると目の前にメコン川が広がります。図らずも夕日の沈むメコン川を舟で渡り、最終目的地であるDon Detに到着。あっけないくらい簡単な国境越えでした。
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