人生を遊ぶ

ラオスからハノイへの26時間バス旅(世界一周90・91日目)

Luang Prabang(ルアンプラバン / ルアンパバーン)を出発する日、夕方まで時間を潰し迎えのTuk tukを待っている私たちの元にやってきたのはバイクに乗ったラオス人。曰く、「予約していたバスが壊れてキャンセルになった」。別のバスに振り替えがなされるものと思いきや、Luang PrabangにはHanoi(ハノイ)行きのバスが1台しかないため今日は出発できないとのこと。

とりあえず宿を確保し、予約していたHanoiの宿のキャンセル交渉(キャンセルできない予約だったため、事情を説明しキャンセル料を支払わずに滞在日数を減らした)。さらに、Hanoi行きのバスチケットを購入した旅行代理店を訪れ、バスの状況を確認した上で本日の宿の宿泊料を請求。ここまで一息に終えた後、やけ食い・やけ酒のためにフルーツの盛り合わせを購入し、お気に入りの食堂へ。
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これまで色々なハプニングに直面してきて、状況を悲観するより前に問題解決のための論点整理と実際のアクションに移行できるようになったのは成長と言えるでしょうか。


翌日は時間通りに迎えがやって来て18時にバスが出発。内部には、狭めのマッサージチェアのようなリクライニングチェアが通路を挟んで3台設置されており(椅子 l 通路 l 椅子 l 通路 l 椅子)、各椅子は上下に2段になっている不思議な構造。幅も長さもアジア人サイズのため、体格のいい男性はかなり窮屈そうです。もちろん、寝返りなどうてません。
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こんな状態では寝るより他に何もできないため、完璧に適応しているラオス人を見習い早々に就寝。悪趣味なバス車内の照明の明るさや、悪路に伴うバスの揺れ、長時間の圧迫による身体の痛みで起こされながらも、ベトナムとの国境に到着するまでの11時間はあっという間。ちなみに、道中のトイレの状況がかなりひどいようなので(同乗した外国人が悪態をついていた)、同様のルートを取る場合には食事・水分摂取を制限されることをおすすめします。


国境に到着したのは朝の5時前。入国審査窓口が開くのは7時頃のため、さらに眠って待機します。

大きいバックパックはバスに残したまま、ラオス側の出国手続きへ。パスポートを出し、出国のスタンプを押してもらうために待機。英語が通じず真意を確認できなかったものの、「My boss is not here.」と聞こえたため、スタンプを押す権利を有する偉い人が出勤してくるまで待てということと理解。しかし、しばらくするとパスポートチェック係の男性の隣に座っていた女性がスタンプを押し、無事出国となりました。今回はスタンプ料は請求されず。
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ベトナム側へは歩いて向かいます。日本人は15日間までの滞在はビザ不要なため、列に並んで入国スタンプをゲット。空路で入国する場合は出国チケットを持っていないといけないようですが、ここではノーチェックでした。
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ラオスから乗ってきたバスがそのままベトナムを走るため、バスに積んでいたバックパックを取り出しスキャンを終えた後、バスの確認作業を待ちます。これだけの作業に2時間かかり9時になってようやく出発です。オペレーションが悪すぎる。

その後も、昼食のため道端の小さい食堂に停車したり、乗客が減ってきたからか急にバスを乗り換えるよう指示されたり、度々人や荷物の積み下ろしをするのを待っている内にあっという間に時間が過ぎ、Hanoiのバス停到着は予定から2時間遅れた20時。
https://goo.gl/maps/zN4ZF64mQA52

例に漏れず市内から離れた場所にバスターミナルが設けられているため、さらなる移動が待ち構えています。節約のためローカルバスを使いたかったのですが、市内へ向かうバスが見つからず、ベトナム人に聞いても英語が全く通じなかったため、諦めてタクシーに乗車。Hanoi Railway Stationまで約10kmで100,000ドン(約500円)でした。

それにしても、ラオスと言いベトナムと言い、通貨の単位が大きすぎて慣れるのに時間がかかります。大体のものが1,000単位以上の値付けなのだから単位を調整すればいいのに。