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インドの安宿で快適に過ごすための施設選び、チェックインのポイント

インドの宿泊先を手配する際、まず驚くのがその評価の低さ。

私たちの予算は基本的に1泊1,000円程度。高くても2,000円以内におさまるようなゲストハウスの個室やホテルをBooking.comで探している。Booking.comでは、これまでの宿泊者による評価を参考にコストパフォーマンスの高そうな宿泊先を探すのだが、インドのホテルやゲストハウスは総じて評価が低く、選択肢が少ない。さらに、評価者は多国籍のため重視するポイントも異なる。つまり、比較的評価はマシに思えても、チェックインしてみて落胆することも多々ある。

インド8都市、9施設を経験した私たちの失敗を踏まえた施設選びとチェックイン時のポイントは以下。




施設選びのポイント

何よりも優先すべきは清潔さ

インドで特につらいのが清潔さに対する感覚の違い。施設の総合評価だけでなく、清潔さに対する評価点とコメント、写真をきちんと確認することで、ある程度ふるいにかけることができる。中でもシャワールームやトイレが汚い施設が多いため、これらが高く評価されている施設は快適な可能性が高い。

ロケーションを軽視しない

その都市で訪れたい場所を地図上にマッピングし、そこまでのアクセスが良さそうなホテルを探すと観光に便利。不便な場所にある施設は価格が低く設定されていることが多いが、観光地へ行くまでに時間と移動費を浪費することになり総合的な満足度が下がる。

2階以上の部屋をリクエストする

特にエアコンがない部屋(暑い)や、交通量の多い通りに面している場合(うるさい)にはリクエスト必須。なお、インドでは階の数え方がイギリス式のため、1階が「ground floor」、2階以上は「1st floor or above」。

シャワーで温かいお湯が出るか確認する

蛇口のみ温水利用可、日中のみ温水利用可など、日本では考えられない制限がついていることが多い。冷水のシャワーは思いの外冷たく、夏でも慣れるまでに時間がかかるため、予約前に確認するのがおすすめ。

チェックインの際に確認するポイント

シーツ、枕カバーが交換されているか確認する

驚くべきことに、シーツや枕カバーを交換せず、ただ皺を伸ばしてベッドメイクを終えている施設が多い。チェックポイントは、①畳み皺がついているか、②髪の毛が残っていないか、③加齢臭がしないか、の3点。汚れやシミは洗濯しても取れないものがあるようで、判断の基準になりにくい。スタッフにベッドリネンは交換したか尋ねても、十中八九「Yes」と答えるため、必ず自分の五感を使って確認する。

バスタオル、トイレットペーパー、アメニティをもらえるか聞く

予約確認書上の施設情報を確認し、付帯しているアメニティはリクエストする。加えて、予約確認書に書いてなくても提供してもらえることがあるため、念のため一緒に確認してみるのがおすすめ。

案内された部屋が気に入らなければ別の部屋を見せてもらう

掃除がされていない、窓の立て付けが悪い、日当たりが悪い、騒音が気になるなど、気に入らない点があれば「もっと●●な部屋はない?」と別の部屋を見せてもらおう。予約時の記載事項と異なる点があれば、当日でもキャンセル料がかからずキャンセル可能な場合が多い(Booking.comの場合)。


インドの炎天下を価格交渉しながら1日観光した後、プライベートな空間であるホテルの部屋ではリラックスして過ごしたいもの。主張すべきことはきちんと主張し、自力で快適なステイを勝ち取ろう。



インドを快適に旅するコツシリーズ
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