人生を遊ぶ

何日?どこへ行く?ハロン湾クルーズの選び方(世界一周92・93日目)

時間には余裕がある一方、予算に限りがある我々にとって、コントロールが必要なのはワンタイムの金額が最も大きい航空券。Skyscannerで一定期間の航空券の価格を調べ、最も安い日を狙って購入した上で前後の予定を調整しています。

その割を食うことになったのがHanoi(ハノイ)およびHalong Bay(ハロン湾)観光。ベトナムに次ぐ目的地、オーストラリアへの航空券を優先し、ラオスからベトナムへのバスが1日遅れた結果、ベトナムでの滞在期間は3泊4日となりました。内、初日と最終日は移動にとられてしまうため実質使えるのは2日間。

絶対に外したくなかったのが世界遺産・Halong Bay。情報収集を始めると、Hanoiからは片道3.5時間の距離にあること、Halong Bayを満喫するには宿泊する方がよいことがわかり、日帰り観光は断念。また、クルーズ船の運行会社は星の数程あり、会社により立ち寄る場所や船のグレードが異なるため、後悔しないためには入念なリサーチが必要でした。特に今回はHanoiで旅行代理店を回る時間がなかったため、現地への到着前にインターネット上の情報のみで判断しないといけないのが難しいところ。

クルーズを決めるにあたっては以下の流れで情報を整理。
 ①滞在期間:1泊2日か?2泊3日か?
 ②目的:何をしたい(見たい)か?
 ③予算:クルーズのグレードに影響
 ④旅行代理店:どの代理店を通すか?

最終的に、私たちの希望に合う提案をしてくれたBlue Dragon Toursという代理店経由で、A Class Legendという船で行く1泊2日のクルーズを手配しました。


クルーズ当日は生憎の曇り。迎えのバンに乗り込み、船が出発する港へ向かいます。
f:id:ahrd:20181117200823j:plain

港の陸側には各クルーズ会社の待ち合いスペースがずらりと並んでおり、クルーズを終えた乗客がバンの到着を待っています。
f:id:ahrd:20181117201006j:plain

その向かいには新たな乗客を待つクルーズ船が並びます。
f:id:ahrd:20181117201126j:plain

乗船後はダイニングに集合し、ウェルカムスピーチが始まります。乗客の情報を把握しているにも関わらずテーブルのレイアウトが微妙で苛立つ私。その後、チェックインして入室したキャビンは窓が大きくそれなりの設備。「天井の穴がペットボトルで塞がれていた」というTrip adviserの仰天レビューを見て感じていた不安は杞憂に終わりました。
f:id:ahrd:20181117201236j:plain

Halong Bayの不思議な地形を見ながらランチを食べている内に、Titop Islandに到着。Titop氏に因み名付けられたと思われる島では、小高い丘に登っての眺望とビーチでの海水浴が楽しめます。ビーチではモデルの人たちを意識して写真を撮ったつもりが、中国人のおばさんと全く同じポーズでした。
f:id:ahrd:20181117201356j:plain
f:id:ahrd:20181117201452j:plain

続いてLuong Caveへ。天井が低い洞窟を抜けてアクセスするため、ボートかカヌーで向かいます。すでにメコン川で嫌という程カヌーを漕いだ我々は、迷わず漕いでもらえるボートを選択。周囲を岩山に囲まれたLuong Caveはとても穏やかで心安らぐ場所でした。
f:id:ahrd:20181117201757j:plain

クルーズ船に戻る道中(海中?)、ちょうど夕焼けが。そのまま船のデッキで普段は飲まないカクテルを嗜みながら夕日を眺めます。
f:id:ahrd:20181117201910j:plain
f:id:ahrd:20181117202112j:plain

夕食に続き用意されていたイカ釣りのアクティビティーは、誰が教えてくれるでもなく、ただデッキから釣り竿を投げ入れ待機するという雑なもの。当然イカは釣れませんでした。


翌日はSurprising CaveまたはAmazing Caveと呼ばれる洞窟へ。乾いた鍾乳洞のようでかなり大きい空間を歩いて探索します。
f:id:ahrd:20181117202257j:plain

その後、ランチの前に春巻きの作り方のデモンストレーションがあり(ベトナムでは生春巻きと同じライスペーパーで揚げ春巻きもつくる)、ランチをしている間に港へ到着。

Halong Bayには、インターネット上で批判されているようにゴミが浮いていることもなく、景色を堪能することができました。また、クルーズ自体もさっさと進みたい我々にはちょうどいいペースで進行し、興味のある場所全てを訪れることができたため期待通りで満足のいくものでした。

今回クルーズを共にしたのは、イギリスやスペイン、オーストラリア、マレーシア等の各地から集まった年齢も様々な人々。20代と思しき若者も複数いましたが、客層としては総じて落ち着いていました。彼らと話す中で、職を持っていても閑散期に長期休暇をとりアジアを旅していたり、大学卒業後に旅をしてから就職のための活動を始める予定だったり、多様な生き方を感じさせられました。