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ハノイからケアンズへ!オーストラリアの入国審査でのトラウマ体験(世界一周94・95日目)

Hanoi(ハノイ)から中国のSheng Zheng(深セン)を経由してCairns(ケアンズ)へ。長かったアジアの旅がようやく終わります。


HanoiのNoi Bai International Airportへは最も安価な路線バスを利用。便利な場所にバス停があるエアポートシャトル(86番)は約150円。空港まで30分程度で到着するとのこと。一方、路線バス(17番)は9,000ドン(約44円)と激安。かなり遠回りをするため1時間強かかりますが、時間はあるため路線バスで向かってみることに(価格は2018年11月現在)。

Hanoiの鉄道駅から程近い宿泊先から30分程歩き、Long Bienのバス停へ。ここから南向きに進むバス(17番・Noi Bai行き)をつかまえられれば、後は終点までバスに揺られるだけ。ベトナムでは街中で英語はほぼ通じませんでしたが、バス停付近で「Noi Bai!」と言えば目的地は伝わる様子。エアポートシャトルを勧められたときには、17番のバスで行きたい旨を英語で伝えると英語がわかる人が足を止めて助けてくれました。
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https://goo.gl/maps/Caim1rRZKw92


オーストラリアへの入国にはビザが必要なので、事前にオンラインでETAを取得していました。念のため、Hanoi空港でオーストラリアへの入国時の注意点を確認したところ、入国のためにはビザに加えて出国チケットが必要との噂が。しかしながら、この時点では出国までの計画を立てきれておらず、直前すぎて成す術もなかったため一か八か向かってみることに。

Cairns空港のイミグレーションは自動化されており、日本人は機械の指示に従って入国審査を受けるだけ。非常にシンプルであっという間に入国。懸念していた出国チケットの確認は特にありませんでした。

空港内の両替では、これまで散々嫌われてきたスリランカルピーをオーストラリアドルに替えることができ浮かれる我々。そこにやって来たのは2人の屈強な税関職員(見た目は警官っぽい)。預け入れ荷物をピックアップしたところを押さえられ、入国の目的や荷物の所有者、ビザ保有の有無を質問しながら、荷物を確認するスペースへ誘導されます。夫と私それぞれに1人ずつ担当者が付き、まずは税関申告の書類に基づいて問題箇所を確認していきます。

オーストラリアの税関申告はかなり細かく、「持参している医薬品」や「1ヶ月以内の河川や牧場への立ち入り経験」「土の付着した靴の持参有無」等を申告する欄があります。我々も複数の該当箇所があったため、一つ一つ実物を見せながら説明してゆきます。それとは別にバックパックとデイパックも開けられ、私はスマートフォンのロックも外すよう指示されました。これまで撮ってきた旅の写真まで確認していたようです。

怪しいものは持っていなかったので一通り確認が終わると解放されたのですが、一対一で権力を持っている人と対峙するのは精神的に疲弊しました。夫は高圧的な職員にマークされ、私よりも根掘り葉掘り尋問を受けた結果、その後国内線で移動する際にも同様の検査があるのではと怯えていました。

Cairns空港から市内までは7km程離れており、シャトルバスで移動。節約のためホテルへのドロップオフではなく途中の道までのチケットを購入したのですが、運転手のおじさんに宿泊場所を聞かれ答えると、近くまで乗せて行ってくれました。街は清潔で、初めてairbnbを利用して予約した家も快適。先進国の過ごしやすさを噛み締めています。
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