人生を遊ぶ

キューバに行く前に知っておきたい4つのこと

社会主義の国」「クラシックカーとレトロな街並み」「チェ・ゲバラ」「ラム酒」等で知られるキューバ

世界を巡る旅を機に初めてキューバを訪れ、他の新興国とは違う雰囲気に魅力を感じる一方、準備不足を反省したことが4つあったので記しておきます(2018年12月時点)。

入国にはビザが必要

日本のパスポートで入国する場合、「Tarjeta del Turista(旅行者カード=ビザ)」を事前に入手し、入国審査で提出する必要があります。日本ではキューバ大使館や旅行代理店で購入できるようです。また、Air Canadaを利用する場合には機内で配布されます。
f:id:ahrd:20181224225701j:plain
https://www.cu.emb-japan.go.jp/jp/taizai.html

私たちはオーストラリアでキューバ行きを決め、航空券を購入したのですが、航空券の購入後にオーストラリアでは旅行者カードを入手できないことが判明。キューバへ入国できないかと焦りました。

なお、現地の入国審査でお金を払って書類をもらったという人もいるようです(もちろんお勧めはしません)。

インターネット接続にお金がかかる

一定規模のホテルや一部のレストラン、広場にはWi-Fiがあります。が、インターネットを利用するためには「Tarjeta de Navegation(通称:Wi-Fiカード)」を購入する必要があります。
f:id:ahrd:20181224225943j:plain

Telepuntoという通信関連のサービスを扱うお店では1時間あたり1CUC(=1ドル)で販売されており、いつも長蛇の列が。私たちはこのシステムを知らず、個人商店で1時間2CUCと高値掴みしました。
f:id:ahrd:20181224230104j:plain
https://maps.app.goo.gl/rLpgD

Wi-Fiに接続するとログインIDとパスワードが求められるので、Wi-Fiカードの裏にある通りに入力します。
f:id:ahrd:20181224230214j:plain

※注意※このログイン画面はインターネットを終了するまで閉じないこと。「セッションを終了する」ボタンをクリックしないと接続されたままになり、あっという間に貴重な1時間が消費されてしまいます。

オンラインでクレジットカード決済ができない

Booking.comやHotels.com、Airbnb等での宿泊予約全般は実行されず、その他のウェブサイトでの決済もエラーに。Havanaに長期滞在して今後の旅程を組む予定でしたが、②③のダブルコンボでほぼ何もできず。事前にVPNを仕込んでおく等の工夫が必要です。

2種類の通貨が存在する独特の金融システム

キューバには、観光関連で利用されるCUC(=ドル)と、現地の人が利用するCUP(=Moneda National、Peso)という2種類の通貨が存在します。

・CUCを利用する場合
 観光客向けのレストラン、観光地の入場料、タクシー等

・CUPを利用する場合
 現地の人向けのレストラン、マーケット、公共交通機関

海外の通貨を両替する場合、まずCUCに替えます。米ドルはレートが悪いため日本円を一定量持っていくのが吉。また、クレジットカードを利用してATMで引き出すことも可能です(手数料は不明)。

CUPで表示されている場所でもCUCでの支払いは可能ですが、レートが悪かったり、金額が大きすぎてお釣りがない場合があるため(観光客には紙幣の見分けがつかず騙されるリスクもありそう)、現地の人と同じような生活をする場合はCUCをCUPに替えることをおすすめします。

いずれも、街中にある「Cadeca(カデカ)」という両替ショップや、銀行で両替が可能です。