オーストラリアからキューバへ!地獄の30時間移動(世界一周120日目)
オーストラリアに続く目的地はキューバ。快適だった先進国を発ち、未知の世界、中南米への旅が始まります。
Melbourne(メルボルン)とキューバの首都、Havana(ハバナ)の時差は16時間。そのため、乗り換えを含めた実際の移動時間は30時間という長旅にも関わらず、Melbourneを11時に出てHavanaに同日24時に到着するという一見楽勝に思えるスケジュールに。
今回はAir Canadaを利用し、VancouverとTorontoを経由するフライトでした。キューバへの入国に必要なTravel CardはAir Canadaの機内で配布されるということは把握していたものの、乗り換えを含めたカナダへの入国にeTAが必要なことが空港のチェックインカウンターで判明。慌ててオンライン申請し事なきを得ました。オーストラリアでの快適な生活で平和ボケし、リスク管理が甘くなっていたようです。
さらにトラブルは続きます。元々、Vancouverでの乗り換え時間が1.5時間と限られているにも関わらず、Melbourne→Vancouver便が約2時間遅れ、Vancouver→Torontoは予定していた便を逃し振り替えに。その結果、Toronto→Havana便もギリギリになり、最終搭乗案内が流れる中、国内線のターミナルから国際線のターミナルまでダッシュ。何とか間に合い安堵する我々の傍らで、搭乗ゲートの不具合によりゲートが変更になる=フライトが遅れるとのアナウンスが。走った努力が水泡に帰しました。
度重なるフライトの遅延のお詫びにもらったMeal Voucherでゲットした食料たち
そんなこんなでHavanaに着いたのは翌日の深夜1時半。なぜかびしょ濡れの預け入れ荷物を回収し、颯爽とタクシーに乗って空港を後にする旅行客を横目に慣れないスペイン語でドライバーと価格交渉。「Official Price」と言いながら口にする価格はドライバーにより30ドル〜25ドル(公式には30km以内は24ドル)。空港の外では15ドルでタクシーに乗れるという情報を目にしていたため複数のドライバーに聞いたのですが、時間も影響しているのか最安値でも20ドル。
続いて、同乗者を探して空港から出てくる外国人4〜5名にタクシーシェアを持ちかけてみることに。残念ながら行き先が異なる人ばかりでしたが、スペイン語を話す親切なカップルが我々の交渉を手伝ってくれました。さらに、値引きが難しいことがわかると差分の5ドルを渡してくれようとする始末。さすがに辞退し、20ドルでタクシーに乗車しました。
最終的に宿泊先に到着したのは2時過ぎ。幸いにもオーナーが我々の到着を待っていてくれたため野宿は避けられました。めでたしめでたし。