人生を遊ぶ

ピンクシティー、ジャイプール(世界一周45・46日目)

Delhi(デリー)から南西に約250km。続いての目的地はピンクシティーの異名を持つJaipur(ジャイプール)。

Delhiでの宿泊先から列車の駅まで距離があったためメトロを使って移動するも、最寄りのメトロ駅から鉄道駅までは安定の接続の悪さ。インド人に混じって列車が停車している後ろの線路を越え、線路の真横の細道を歩き、鉄道駅に到着したのは発車20分前。30分以上余裕を持って宿泊先を出発したつもりだったため、冷や汗ものです。
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DelhiからJaipurまでの列車は予想を裏切る5分前到着。インド国鉄は発足してから一度も定刻に発着したことがなく、到着予定時刻は希望的観測を基に設定されているものと認識していたため、大いに驚かされました。

Jaipurは街の中心部にある建物がピンク色の砂岩で塗られており、観光資源として街を整備しようとしている印象でした。ハイライトは「風の宮殿」という意味を持つHawa Mahalと、山の上の要塞Amber FortとJaigarh Fort。Tuk tukのドライバーによるガイドツアーも500〜700ルピー程度であるようですが、ネパールでのガイドツアーに懲りていた我々はローカルバスを利用して自力で観光することに。

Hawa Mahal
王宮に連なる建物の一部で、女性の王族が外部から姿を見られずに外界の様子を覗くための建物。5階建てで、内部は階段ではなくゆるやかなスロープで繋がっています。特筆すべきは蜂の巣を連想させるその外観。多くの小窓を設けることで風通しをよくしており、名前の由来にもなっています(Wikipediaより)。
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内部は大人1人が通れる幅しかなく、横からは張りぼてのよう。内部も観察できますが、通りに面した壁面を見た後ではいまひとつインパクトにかける印象。
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行き方も簡単。Hawa Mahalは街の中心に位置しており、多くのローカルバスのルートに入っている様子なので、「Hawa Mahal!」と声を掛けて乗車すればOK。運賃は1km程度で1人5ルピーと格安(2018年9月時点)。観光客の利用が少ないためか、ふっかけられることも少なかったです。

Amber Fort
市内から北に約10km離れた山の上に位置しています。中国の万里の長城のような城壁が延びており、内部も質実剛健かという予想を裏切り、銀色に輝く部屋やステンドグラスで色とりどりの部屋があります。一方、砦は迷路のよう。ドラクエ気分を味わえます。
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極めつけはAmber FortからJaigarh Fortに続くトンネル。Amber Fortが陥落した際、Jaigarh Fortに後退するためにつくられたものなのか、トンネルに続いて左右に高く聳え立つ壁のあいだの細い道が表れます。さらに山道を上るとJaigarh Fortに到着。
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Jaigarh Fort
シンプルで広い要塞。保存状態があまりよくないため素敵な装飾は期待できないものの、この辺りで最も高い場所に位置しているため、城壁の隙間からは東西南北が一望できます。要塞の中も散策しがいがあり、歩くのが好きな人におすすめ。道中を含め、Amber FortとJaigarh FortがJaipurで最も楽しい場所でした。
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Narangarh Fort
ここは期待外れだった場所。ローカルバスがなさそうだったためTuk tukを利用し、宿泊先から麓までの約3kmで50ルピー(本当は30ルピーを目指していたが、無理でした)。麓からは、傾斜がきつい分距離は短めの山道を30分程上りました。
9時過ぎには到着するも、10時開場と言い張るインド人に付き合い1時間待機。にも関わらず、10時を15分過ぎてようやく開場。さらにお釣りがないと言われ、チケットの裏に手書きで金額を書かれて「帰りに返すからチケットカウンターに寄れ」との指示。信じられるはずもなく、カウンター横で待機して無事に徴収。
ウェブサイトで紹介されていたフードコートは売店が連なる場所。要塞内の宮殿は謎の現代アートの展示場所となっており、要塞自体の規模も小さく、30分もたずに退散。
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その他、水上に浮かぶ「水の宮殿」Jal Mahalにも足を運びましたが、内部への立ち入りはできず湖の外から写真を撮るだけ。王宮や天文台は趣味に合わないのでスキップしました。そして、おいしい食事を提供するレストランを見つけることができず、私たちの体力と気力が削られてゆくのでした。
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入場料一覧
・Hawa Mahal 200ルピー
・Amber Fort 500ルピー
・Jaigarh Fort 100ルピー
・Narangarh Fort 200ルピー