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アーグラの宝、タージマハルとアーグラ城塞(世界一周38・39日目)

インドを訪れた大きな目的のひとつがタージマハル。衛生環境やインド人の気質等、数え切れないインドのマイナス要素に鑑みてもなおメリットの方が大きいと思わせる墓廟を見るため、Varanasi(バラナシ)から600km程西に位置する街Agra(アーグラ)へ。

電車は18:15Varanasi発、翌6:10Agra着予定。が、遅れに遅れて実際の到着は11:00。実に16時間超の旅でした。しかしながら、今回はVaranasiでのお気に入りレストランNew Bread of Lifeで用意してもらった夕食・朝食と、最悪のゲストハウスIndra Paying Guest Houseで蓄積した寝不足があったため、長時間の移動もあっという間に感じました。だんだんインドのルーズさに慣れてきているのが恐ろしい。
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タージマハルはAgra到着の当日(水曜日)に向かうことに。金曜日が休園日のため木曜日は混雑すると聞き、強行軍です。外国人の入園料は過去最高の1,100ルピー。これまで散々支払いを拒んできた金額ですが、タージマハルを拝む機会には変えられません。

チケットカウンター横の窓口でシューズカバーと水をもらい、手荷物をくまなく調べる厳格なセキュリティを通過して入園。なお、このセキュリティでは食べ物やナイフ等の危険物に加えて、本やノートも没収されます。チケットカウンター横にクロークもあるため、持ち込み禁止物を持参した場合は引き返す必要があります。私は腹痛に備えて日本から持参した梅の飴、友人からの送別の品マルチツール(会社のロゴ入り)、雑誌、ノートを没収されました。夫はクリア。

タージマハルは、そのメインゲートから目を引く建築物。深い緑色の門扉をもつレンガ色の赤い砂岩造りのゲートの先に、大理石で白く輝く墓廟に続く道が現れます。これまで目にしてきたインドの街並み、家のつくりからは考えられない程、色調が統一され、繊細な彫刻や模様が施され、細部にも目を奪われました。インド人はいつその美的感覚を失ってしまったのか。
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2日目はAgra Fort。外からもその重厚で巨大な要塞を観察できますが、内部は外部からは想像できない優雅なつくりになっています。また、スペース毎に趣向が異なるデザインで、ひとつひとつ見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。一見の価値あり。
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それにしても、観光のシーズンオフだからかAgraではTuk tukの利用料が安いように感じました。Varanasiではある程度観光客向けの価格が維持されているようでしたが、Agraでは歩いている私たちに次々に値下げを提示してきます。乗るつもりがなかったので断ると、「座るだけならタダ」という謎のオファーも。

また、Varanasiと比べて牛のフンが極端に少なく、歩きやすくて快適でした。


タージマハルの基本情報
入園料 1,100ルピー
(シューズカバー、500mlのミネラルウォーター付)

Agra Fortの基本情報
入園料 650ルピー
※タージマハルと同日入園の場合は、タージマハルのチケットを提示すると600ルピーになるそう。