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エクアドルからペルーへ!稀に見る快適なバスでの国境越え(世界一周139・140日目)

ガラパゴスからは一度エクアドルのGuayaquil(グアヤキル)に飛び、今度はバスでペルーの首都Lima(リマ)へ。久しぶりの陸路での国境越えです。

アジア諸国と比べて南米は命に関わるような危険が満載というイメージがあり、外国人旅行者からの評価が高く安全そうなCruz del Surというバス会社を利用することに。南米では珍しく英語設定可、オンライン予約可(チケットの印刷不要)と旅行者に優しい会社。
http://www.cruzdelsur.com.pe

出発は、Guayaquil空港の西側に位置する複合バスターミナル。インドや東南アジアの国々で利用していたバスとは比較にならない、黒い車体が立派な豪華2階建てバスです。
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バス停の場所
https://maps.app.goo.gl/YtpyH

Cruz del Surのバスは、飛行機のように1人に1台モニター付き。座席は60度くらいまで倒せて枕やブランケットも用意されています。朝9時にGuayaquilを出発し、翌日のお昼過ぎにLimaに到着する旅程のため食事付き。LCCより豪華です。
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(朝食はハムを挟んだパンとビスケットのみ。とても質素)


エクアドルとペルーの出入国審査は同じ建物内にあるため国境超えも楽々。
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スタンプフィーという名の賄賂を要求されることもなく、列に並んでエクアドル出国のスタンプを押してもらい、向かいのカウンターでペルー入国のスタンプを押してもらいました。バス会社の人が同行して手続きのサポートまでしてくれ、置いていかれることもなく安心して手続きを終えられました。


LimaではCriz del Surのバス停に到着。Metropolitanoという路線バス(道路に専用レーンがあるため渋滞にはまることもなく早い)のJavier Prado駅から1km程の場所に位置しています。
https://maps.app.goo.gl/x9VtA

このMetropolitano、乗車するためにはSuicaのような磁気カードを購入する必要があります。券売機の使い方がわからないままとりあえずカード購入のため券売機にお金を入れると、横からペルー人のおじさんが自分のカードを券売機に入れチャージしてしまうというハプニングが発生。相手は英語を話せず、最低限のスペイン語しか話せない私とは会話が成り立ちません。金額は約3,000円と節約している我々にとっては大金。

幸い、駅に常駐している警備員が割って入ってくれましたが、システム上返金は不可とのこと。ペルー人のおじさんは警備員から別の磁気カードを与えられ去って行き、私たちの手元に残ったのは3,000円が入金された使用済みのカード。

大荷物を持ったままカードと共に中央駅まで行き返金を求めたところ、

①カードに入金しようとしている乗客に事情を説明
②私たちのカードで改札を通過させ、現金を受け取る

という方法でしか現金を回収できないとのこと(運賃は一律のため、乗車時にカードを改札にタッチするだけのシステム)。カスタマーサポートのおじさんを巻き込み①と②を繰り返すこと32回。ようやく必要な金額を回収し、バスに乗って宿泊する家の最寄り駅に到着したのでした。何もなければ1時間以内に辿り着けたところを3時間以上かけ、慣れないスペイン語でコミュニケーションをとりながらトラブルに対処したため夫も私も疲労困憊となったLima初日でした。


※この記事に登場するMetropolitanoの交通ICカードジモティーに出品中です。ご興味があればお問い合わせください。

ahrd.hatenablog.com
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