デット島からルアンプラバン(ルアンパバーン)への移動(世界一周81〜83日目)
Don Det(デット島)に続く目的地はLuang Prabang。発音としては「ルアンプラバン」が近いものの、なぜか日本語表記はルアンパバーンとなっています。ラオスの旧宗主国・フランス語の発音に合わせているのか!?
今回も節約のため、1,000km超の距離をバスで移動。タイとの国境近くの道をひたすら北上します。
乗り継ぎをしながら丸2日かけての移動となるため、さすがに首都Vientiane(ビエンチャン)で1泊の小休止。詳細は以下の通り。
Don Det(デット島)→Nakasang(ナカサン):舟
Nakasang→Pakse(パクセ):バン
Pakse→Vientiane:夜行バス
Vientiane→Luang Prabang:バス
NakasangからPakseまでのバンで早速トラブル。走行中、「バリバリ!」と大きな音がしたかと思ったらバンが停止。何がどうなったのか後部のタイヤのゴムが剥がれており、ジャッキも使わずタイヤを交換します。
さらに、Pakseからの夜行バスでは、指定された席が最後部かつ外国人カップルと相席?の4人用マットレス。さすがに素性不明の外国人とベッドを共にするのは厳しいため、車酔いを理由に最前部の2人用ベッド(マットレス)に交換してもらいます。
Vientianeにある長距離バスのバス停から市街地までは距離があり、公共交通機関もないとのこと。朝7時頃にSouthern Bus Stationに到着した後、乗り合いのTuk tukで市内まで移動。1人あたり30,000キープと言われ、とりあえず2人で50,000キープに値切りました。適正価格は不明。
https://goo.gl/maps/RtfJYEXMpiD2
Vientianeでは少し時間があったため、宿泊先付近の観光地を回ってみました。例に漏れず外観を眺めただけですが、総じて特筆すべき点はなく観光地としての魅力は感じませんでした。
一番の問題はVientianeからLuang Prabangへの道のり。途中、山賊の襲撃で外国人観光客が亡くなった地域(以下ルートのB地点からC地点のあいだ)を通過するため、ルート選定に頭を悩ませました。
現在でも日本をはじめ各国の外務省がこのエリアを危険区域としていることもあり、この地点を避けるルートをとるバスに乗りたかったのですが見つからず。また、Vang Vieng(ヴァンヴィエン、ルートのA地点)からLuang Pranbangまでは道路の片側が崖になる山道。転落も怖いため、①襲撃に強そうな大型バス、かつ②日中移動のバスを選択。
当日、バス停に着いてみるとかなりのオンボロバス。不安を覚えながらも、私たちを乗せたバスは予定より30分遅れ朝8時半にVientianeを出発。
途中、バックパッカーに人気とされる観光地Vang Viengまでは順調。ところが、山道に差し掛かると走行スピードが顕著に低下。山賊エリアは何とか日のある内に抜けたものの、残りの山道は街灯もない真っ暗な中を進むことに。いつ崖を転落するかと不安に苛まれながら3時間バスに揺られ、予定より3時間遅れてLuang Pragbangに到着したのでした。
「安全第一」をモットーにしている我々は、今回も慎重に移動手段を選んだつもりでしたが、選択ミスだったと反省。大型バスはいざ山賊の襲撃に遭った際には強いものの、明るい内に危険地帯を通り抜けられるよう機動力に優れるバンか、またはこのルート自体を避ける飛行機を選択すべきでした。
バスの運賃
Don Det→Vientiane:21米ドル(約2,400円)
Vientiane→Luang Prabang:169,000キープ(約2,200円)