人生を遊ぶ

怒りのデス・クスコ(世界一周158〜160+164日目)

Lima(リマ)やArequipa(アレキパ)での経験や、インターネット上の情報から、観光・食ともに楽しみにしていたCusco(クスコ)滞在。しかし、残念ながらその期待は裏切られることになるのでした。
※タイトルは、映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』より。映画自体は観ていないが語感も含め怒りの温度感が伝わる気がして捩ってみました。


Cuscoに到着したのは朝8時。Booking.comで予約をとったCasa 7 Cuscoという宿に向かいました。
https://www.tripadvisor.com/Hotel_Review-g294314-d14048339-Reviews-Casa_7_Cusco-Cusco_Cusco_Region.html

レセプションで名前を伝えると、「部屋がないため予約はキャンセルになった。昨日メールで連絡した」とのこと。前日は夜行バスでの移動だったためメールを確認できる訳もなく、驚きと同時に一方的なコミュニケーションに怒りがこみ上げます。

私たちが部屋を予約したのは1ヶ月以上前。宿側が予約を管理しているらしきノートにも私たちの名前は記載されていたにも関わらず、なぜ前日になって連絡をしてきたのか。同じ条件で別の宿を手配できるのか。質問をしようにも、スペイン語しか話さない受付のスタッフとは十分な意思疎通ができず、相手は「ここでは部屋を用意できないから別の宿を探してほしい」の一点張り。たまたま居合わせた親切なチリ人(宿泊客)に通訳を頼み、オーナーに連絡をとってもらった結果、同系列の別のホステルIntipackers Cuscoに部屋を確保してもらうことに。
https://www.tripadvisor.com/Hotel_Review-g294314-d13308943-Reviews-Intipackers_Cusco-Cusco_Cusco_Region.html


一件落着かと思いきや、Intipackers Cuscoでも問題発生。私たちはCuscoを観光した後マチュピチュへ行き、またCuscoに戻って1泊する予定でした。オーナーとの対面交渉の上で計4日分(3泊+1泊)の予約を入れ、マチュピチュへの出発時にスタッフにも念を押したにも関わらず、戻ってきてチェックインをしようとすると再度満室と断られることに。時刻は既に23時過ぎ。夫の体調不良もあったため早々に休息を取りたかったのですが、その後に待っていたのは2時間以上に渡る宿のスタッフとの交渉でした。

前回同様「ここは満室だから別の宿に行ってくれ」と繰り返すスタッフに痺れを切らし、当初予約をとっていたCasa 7 Cuscoに向かいました。が、平然と正規の料金(予約していた金額の1.7倍)を請求してくるスタッフに怒り心頭。宿泊費は一切払わないという我々と、自分たちのミスをなかったもののように宿泊するなら費用を支払えというスタッフとの間で膠着状態に陥りました。オーナーに電話をして状況を説明し助けを求めても、信じられないことに無言で電話を切られ、埒が明かないと受付で一夜を明かす覚悟を決めました。私たちの手元には予約確認のメールがあったため、これを証拠に翌日警察へ行くと伝え、受付で荷物を解き始めた我々を見てようやく宿側が折れ、無料で宿泊することで妥結したのでした。これまでの経緯により口約束は信用できなかったため、念書をとって深夜2時にようやく部屋へ。
f:id:ahrd:20190202105928j:plain
(日付、スタッフの名前と共に「費用は請求しないので部屋で休んでください」と書いてある念書)

部屋へ案内する途中にも「なぜ事を大きくするのか」「どんな状況でも私たちは解決策を見付けられる」とまるで自分たちが被害者であるかのような言動を繰り返すスタッフ。案内された部屋ではシャワーを浴びようとしてもお湯が出ず、最後の最後まで最悪の宿でした。


さらに、マチュピチュ行きの交通機関を手配した代理店もよくなく、乗車したバンのドライバーが最悪。
・休憩時に仲間のドライバーとの話が長く、1時間以上到着が遅れる
・復路のピックアップポイントとして、予約時に聞いていた場所より1km離れた場所まで徒歩で来るよう指示される
・昼食休憩は予約時に聞いていた街ではなく、15時を過ぎて周りに何もない小さな食堂の前で停車(恐らく癒着)
・大雨濃霧で5m先も見えない環境にも関わらず窓を開け放したまま片手で運転するドライバー
等、予約時に聞いていた条件が何一つ守られず、安全にも懸念があったためここでも腹を立てることに。代理店にクレームのメールを入れるも確認されず、電話をしてようやくドライバーを変えてもらいました。


そんなこんなでCuscoに対する印象は非常に悪く、全体的に観光客を食い物にするような姿勢が感じられたこともあり好きにはなれませんでした。色調が統一された街並みはとても素敵なのに残念です。
f:id:ahrd:20190202110219j:plain


ahrd.hatenablog.com
ahrd.hatenablog.com