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ネパール・ビールガンジからインドへ陸路で入国(世界一周30日目)

日本を発ちあっという間に1ヶ月が経過。私たちはネパールから陸路でインドに入国しました。

インドの入国ビザはKathmanduで2週間かけて取得。サファリを楽しんだChitwan National ParkのあるSauraha(サウラハ)という街から、国境のあるBirgunj(ビールガンジ)へのローカルバスのバス停があるTandi(タンディ)という街に移動。初めてTuk tukに乗りました。風が心地よい。
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ローカルバスは定期的に出ているものの、時間が遅くなる程混雑すると聞いたため、朝7時にはバス停へ。近くの旅行代理店でチケットを購入し、バスを拾って乗車しました。運賃は1人300ルピー。
通常は流しのバスを止めて乗車し車内で運賃を払うのが普通ですが、Tuk tukのドライバーが親切で、チケット購入からバス乗車まで付き合ってくれました。なお、宿泊先のホテルで手配する場合はバスのチケットはローカル価格で500ルピーと言われましたが、いまひとつ信じられなかった私たちはホテル付近の旅行代理店を回りバスの運賃とバス停へのアクセス方法を確認。軍資金が限られている以上、至るところで価格調査・交渉は欠かせません。

Tandiから国境の街Birgunjまでは約120km。案の定道路の状態が悪かったり、乗客を乗せるために長時間停車したりと時間がかかり、4時間かけてBirgunjに到着。バス停から国境までは4km程距離があるため、Tuk tukをつかまえて国境へ。
このTuk tukのドライバー、乗車前の価格交渉で50ルピーで納得したはずが、「日本人はお金持ちだから」と言いながら10倍の500ルピーを請求してきました。更に「エンジンの調子が悪い」とブレーキをかけ、牛が行き交う道中で牛歩戦術に出る始末。しばらく払え払わないのやりとりを続けた後、「私たちの格好を見て。お金持ちは陸路は使わない。日本で仕事を辞めたからお金はないんだ」と諭すと、納得したのか急にエンジン復活。私たちの気合勝ちです。うっしっし(牛だけに)。

出国でもひと悶着。ネパールのImmigrationのおじさんが出国のスタンプを押した後、スタンプの費用という名目で1人あたり500ルピーを請求してきました。そんな馬鹿な話は聞いたことがなかったので、「それは知らなかった。ネパールルピーも日本円も使い切ってしまい払えない。インドでお金を下ろそうと思っていた。どうしよう」と狼狽した様子を貫き、無事(?)切り抜けました。
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そこから1km程、大型トラックの行列に交じって炎天下を歩きインドの入国審査へ。こちらはスムーズに通過し、ようやくインドのRaxaul(ラクソウル)に到着。

Raxaulは小さな街で、外国人が宿泊できるホテルが3軒しかありません。Booking.comで相対的に評価が高いVaibhav International Hotelに宿泊。それでも評価は10段階中5程度。停電は当たり前、部屋の窓の鍵が壊れていたり、Wi-fiが繋がらなかったり、シャワーのお湯が出なかったり、シーツや枕カバーが交換されている様子が見られなかったりと頭を抱える事態が頻発。

インドの宿泊施設は他国に比べて評価が著しく低く、この先が思いやられます。

また、長距離移動には鉄道が便利な一方、オンライン予約のために必須のインド国鉄の会員登録ができず、カスタマーサービスの対応も遅い!2ヶ月程前から予約開始になるようで、人気のある路線・時間帯は2週間程先まで埋まっていることも。仕方なく代理店を頼ってチケット手配をしてもらっています。お困りの際にはRaj(trainticketplease@gmail.com)への依頼が早くて確実。私たちはTripadvisorで知ったのですが、手数料も比較的安いようです。

次回は地獄の移動(後編)です。