人生を遊ぶ

ラクソウルからバラナシへの地獄の深夜特急(世界一周31・32日目)

Raxaul(ラクソウル)からVaranasi(バラナシ)へは夜行電車で移動。旅行を始めて初の深夜特急

Raxaulのホテルのチェックアウトは正午。一方、電車は23:40出発。半日程度時間を潰す必要がありました。

とりあえず駅の近く(と言っても徒歩20分程)のレストランで昼食。Veg Chowmin(野菜の焼きそば)を頼んだら具がタマネギだけで泣きました。他の2品は悪くない感じ。
f:id:ahrd:20180908022500j:plain

その後、駅の近くにカフェを探すも、外国人は長時間滞在しない国境の街。カフェなどありません。駅で待とうと構内に入ってみても、昼間から駅で寝ている老人や物乞いに来る老若男女、私たちの荷物を値踏みするように見るこどもたち(スリ?)と、身の危険を感じる環境。怖くてゆっくり読書などしていられません。
f:id:ahrd:20180908022715j:plain

仕方なく真夏の午後の炎天下を引き返す私たち。昼食をとったレストランの戸を叩いてボスと思しき体格のいいインド人と交渉し(夫が)、お茶も飲むし水も買うし夕食も食べるという条件の下、身を落ち着ける場所を確保。Raxaulでは私たちはとても目立つようで、すれ違うインド人に振り返ってまで凝視されることに疲れていたので心からほっとしました。
f:id:ahrd:20180908022944j:plain

街の小さなレストランですが、夕食にオーダーしたバターナンとチキンカレーが思いの外美味でした。

22時までレストランで過ごし、再び駅へ。道中は昼間と同様に土埃で霞む道。一方、人通りは少なく電気も疎ら。駅まで早く到着したいと祈りながら一歩一歩進みました。

電車は23時前にホームへとやってきました。到着ホームを確認したり、乗車する車両がわからず真逆に行ってしまったり、最後まで焦ることばかりでしたが何とか自分たちの席に到着。

インドの列車の車両には複数のランクがあります。エアコンの有無で大きく価格が変わり客層が変わるため、私たちは基本的にエアコン付いている車両を予約。エアコン付きの車両は、さらに個室かどうかとベッドの段数(2段か3段か)で3種類のランクが設定されています。

今回乗車した列車は、エアコン付きの車両は3段ベッドのみ。最上段を確保し、「これである程度のプライベートが得られる」と喜んだのもつかの間、天井が近い。上体を起こして座れないので、リュックにもたれ掛かり上体を斜めにして座るか仰向けが基本姿勢。これで長時間過ごすのはつらかった。。
f:id:ahrd:20180908023154j:plain

追い打ちをかけるように出発時刻が40分遅れ、途中の駅で1時間停車し、あと1駅のところで30分停車し、予定より3時間遅れて到着。インドの列車、スピードに乗るまでが遅い!スピードが出ても遅い!

よかったことは、インド国鉄の車掌のインド人が、私たちが日本人とわかるや否やとても親切にしてくれたこと。こんなところで日本の国力を感じることになるとは。ばら撒き外交の威力!
f:id:ahrd:20180908023616j:plain

15時前にVaranasi駅に到着。そこから宿泊先までは約5km。群がってくるTuk tukのドライバーに行き先を告げる→近くまで入場できないと言われる→近くまで行ってくれればいいと伝える→価格を提示される→価格交渉する→決裂するというループを何度か繰り返し疲弊。最終的に言い値の半額でTuk tukに乗り宿泊先へ。

渋滞に巻き込まれて17時過ぎにようやく部屋へ。疲労困憊した心身を労うためにラッシーとカレーで夕食。国境越えから3日間、本当に長い日でした。
f:id:ahrd:20180908023840j:plain
f:id:ahrd:20180908024027j:plain