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ウィーン観光紀(世界一周273日目~275日目)

Budapest(ブダペスト)からVienna(ウィーン)へはバスで移動。今回もオペレーションが素晴らしく、設備にも外れがないFlixBusを利用しました。

global.flixbus.com

Budapestで滞在していた家からバスターミナルへは往路と同様にメトロを利用する予定でしたが、休日は駅が閉鎖されるようでドアに鍵がかかっていて構内に入れず。代わりの手段として紹介された路線バスに乗車するも、バスではクレジットカードでの支払いはできず、現金を使い切ってしまっていた私たちは顔面蒼白。バスのドライバーに英語で尋ねても明確な返答はなし。かといって途中でバスを追い出される訳でもなく、オロオロしている内に乗り換えの駅に到着してしまい、無賃乗車状態でバスを後にすることに。

そこからバスターミナルに向かうメトロに乗り換えた後は非常にスムーズ。FlixBusも時刻通りに発着し、無事にViennaに到着したのでした。

 

 

Viennaで最も思い出深いのは、Vienna Philharmonicの本拠地である楽友協会(Musikverein)大ホールでオーケストラを楽しんだこと。日常的に音楽に触れられるようにという思想からか、コンサートのチケットも安価に販売されています。例えば、楽友協会主催のコンサートの立ち見席は1枚5ユーロと日本では考えられない破格の値段。さすが音楽の都です。

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滞在していた日程ではVienna Philharmonicによる公演はありませんでしたが、2日に渡って楽友協会に足を運びコンサートを堪能しました。2日目は観光客向けに設計されたモーツァルトの有名曲メドレーを鑑賞。耳馴染みのある曲が多いため盛り上がりはするものの、初日の楽友協会主催のコンサートの方がオーケストラの演奏技術が高いように感じられました。

 

残念だったのは、コンサートホールのスタッフがアジア人の振る舞いにだけ目を光らせているように感じられたこと。正しい座席に座っているアジア人にチケットの提示を求めたり、開演前にスマートフォンを手にしているアジア人に撮影禁止である旨を頻回に注意する一方、演奏中に堂々と動画撮影している白人は見て見ぬ振りをする様子が見受けられ(演奏中は撮影禁止)、「アジア人=マナーが悪い」という先入観を持たれている印象でした。

 

なお、楽友協会で立ち見席のチケットを購入する方法は以下のブログを参考にしました。

on-the-road.co

 

観光地としては、中世に絶大な権力を誇ったハプスブルク家の財力を感じさせる建物が多く見られました。ハプスブルク家の人々が避暑地として利用していたSchonbrunn Palace(シェーンブルン宮殿)や、

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広大な敷地に上宮と下宮があり、マリーアントワネットが一時期を過ごしたというBelvedere Palace(ベルヴェデーレ宮殿)、

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過去にはハプスブルク家の居城かつ政治の中枢であり、現在でも大統領の公邸として利用されているHofburg Palace(ホーフブルク宮殿)をはじめとして重厚で豪華な建物が見られます。

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屋根の模様が特徴的なSt. Stephen's Cathedral(シュテファン大聖堂)は、歴代のハプスブルク家君主の墓所である他、モーツァルトの結婚式と葬儀が執り行われた場所だとか。

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石造りの落ち着いた街並みとギャップのあるデザインの信号も個性があり素敵でした。場所によって模様が違うのも新鮮。

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