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夢にまで見たガラパゴス: Santa Cruz島編(世界一周129〜132日目)

ガラパゴス諸島に空路で行く場合、エクアドルの首都Quito(キト)または最大都市Guayaquil(グアヤキル)から飛行機で飛ぶことになります。一方のガラパゴスの玄関口は、Santa Cruz(サンタクルス)島とSan Cristobal(サンクリストバル)島の2択。

私たちはHavanaからGuayaquilを経由してSanta Cruz島に入り、San Cristobal島からGuayaquilに戻るルートを取りました。


旅の目的はたくさんの生き物を見ること。特に哺乳類。
島によって生息する動物が異なり、無人島の方がより多く種類の動物を見ることができるようですが、そこはツアーに入らないと訪れることができないという商業的なシステム。
基本的にはフェリーで行き来ができる島を拠点に、必要に応じてデイツアーを活用することにしました
ガラパゴスには定期的にフェリーが運行している島が4島あり、それ以外の島々はツアーに入らないと訪れることができない仕組みになっている)。

<フェリーで行き来ができる島>
・Santa Cruz島(空港あり)
・San Cristobal島(空港あり)
・Isabela島
・Floreana島

と言ってもフェリーの費用も安くはないので、全体の交通費を抑えるという観点からSanta Cruz島→Isabela島→San Cristobal島というルートを取りました。


Santa Cruz島に到着すると待っていたのは青い海と青い空。市内への道中で早速アシカやリクガメを目にし興奮を抑えきれない私。
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定員オーバーでバックパックを積み込んだのとは違うバスに乗車することとなり、結果バックパックが持ち主不明で警察に回収されるといったハプニングはありつつも、Santa Cruzの中心部Puerto Ayora(プエルトアヨラ)に到着。
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バックパックの到着を待つあいだに交番の裏の海岸で見つけたウミイグアナ)


ここでは、かの有名なチャールズダーウィンの名を冠した研究所や、おこぼれを求めて海の仲間が集う小さなフィッシュマーケット、そしてビーチを探索。

チャールズダーウィン研究所では、研究のみならず個体の保存も目的としているのか大小様々なリクガメが飼育されていました。巨大なカメたちは死んでいるように見えるほど弛緩しています。カメがこれまた巨大なサボテンの幹の部分を食べている光景は衝撃的でした。
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築地のような魚市場をイメージしていたフィッシュマーケットは拍子抜けする程規模が小さいものですが、マグロやロブスター等の高級食材も普通に販売されています。マグロは1ポンドで3ドル(約330円)とのこと。そして、周りには魚を狙うアシカやペリカン等の動物たちが。これぞガラパゴス!という風景。
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(満腹になり海に帰っていくアシカ)

Santa Cruz島にはビーチがたくさんあり、近場のビーチはあっという間に攻略してしまったため、自転車で約20km離れたビーチ・El Garrapateroへ。
地図上では気付きませんでしたが、山をひとつ上って下る道程で、両輪ギア付きの自転車でも途中で降りて歩かざるを得ないような厳しい道でした。さらに、山の中では雨が降っており、また自転車に泥よけがついていなかったことも手伝い、疲労困憊かつ泥だらけで戻ってくる羽目に。これまでの旅の中で一、ニを争うつらい経験でした。
肝心のビーチには1時間も滞在しませんでしたが、足に心地よい粒子の小さな砂浜を歩き、ペリカンが狩りをする光景を眺めながら穏やかなひとときを過ごしました。
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その他、川と海から水が注ぐクレーター・Las Grietasに足を運んだり
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「精霊の湖」と名付けられたLaguna de las Ninfasを一周したり
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人間が破壊する前に保護された自然(特に水)の美しさを満喫しました。これまで海はくさいものと認識していたのですが、ガラパゴスの海はくさくないのが驚きです。


食事は小さな食堂へ。定食は、牛肉・鶏肉・魚いずれかの主菜を選び、ご飯とサラダ、豆のペースト、ジュースがついて3〜4ドル、スープを追加するとプラス1ドルが相場でした。私たちのお気に入りは宿泊先の近くの食堂。Santa Cruz島の食堂ではジュースと言えばオレンジジュースが一般的のようですが、このお店はすっきりした酸味のレモネードなのも○。文字通り昼夜通い詰めていました。
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https://maps.app.goo.gl/yhqbk
(地図には出てきませんが、サッカーコートの角を曲がった右手の2軒目のお店)