クロアチア・プリトヴィッツェ湖群国立公園を個人で訪れる方法
要塞に囲まれた旧市街と青く透き通るアドリア海を楽しめるDubrovnik(ドゥブロヴニク)が人気を博しているクロアチア。実は淡水にも恵まれている自然豊かな国なのです。中でも、美しい湖と滝を楽しめる場所としてヨーロッパ各地から人々が訪れるのがPlitvice Lakes National Park(プリトヴィッツェ湖群国立公園)。
太陽に照らされるとエメラルドグリーンやターコイズブルーに輝く湖は嘆息もの。首都のZagreb(ザグレブ)から直通のバスが出ており、ツアーに入っていなくてもアクセスは簡単。強行軍ではありますが、体力があれば日帰りで訪れることも可能です。この記事では、現地へのアクセスや入園の方法、極力出費を抑えたい私たちが工夫した点をご紹介します。
- 宿泊場所に近いエントランスを確認する
- 散策ルートを決める
- 交通手段を確保する
- オンラインで入園チケットを購入する(訪問の2日前まで購入可能)
- メールアドレスに送られてきたバウチャーを印刷する
- バウチャーを入園チケットと引き換える
- 入り口でチケットを見せて入園する
宿泊場所に近いエントランスを確認する
Plitviceにはエントランス1とエントランス2があります。 同じ道路上に位置しており、どちらを起点にしても同じハイキングコースに合流するため、宿泊場所に近い方のエントランスから入園すれば問題ありません。
散策ルートを決める
国立公園のウェブサイトに、AからKまで8種類のハイキングコースが紹介されています。おすすめは、下流(Lower Lakes)と上流(Upper Lakes)両方の湖群を歩いて散策する全長18.3kmのKプログラム。エントランス1からもエントランス2からもアクセス可能です。
体力に自信のない方や時間に余裕がない場合は、途中でボートやパノラマ列車を利用するCプログラムやEプログラム、Hプログラムがよさそう。Cプログラムはエントランス1から、EおよびHプログラムはエントランス2からスタートです。
交通手段を確保する
最も安いのは路線バス。ヨーロッパの交通機関をカバーする”Omio”や、バスに特化したチケット予約サイト"GetByBus"を使えばオンラインでチケットの購入が可能です。Plitveceにはバックパックやスーツケースを預けられるストレージがあるため、朝早く到着するバスを予約し、そのまま荷物を預けて公園内を散策するのがおすすめ。
なお、一部のバスでは降車場所がエントランス1またはエントランス2のどちらかしか選択できないようになっていますが、バス乗車時に降車を希望するエントランスを伝えれば停車してくれるので心配は不要です。
また、乗車料金とは別に、乗車時に現金で預け入れ荷物1つにつき7~10クーナを支払う必要がありました。
オンラインで入園チケットを購入する(訪問の2日前まで購入可能)
開園時刻から1時間ごとに国立公園への入園人数が定められています。当日、現地でもチケットは購入可能ですが、繁忙期には希望する日時のチケットが売り切れてしまう可能性も。そこで、事前に公式ホームページからeチケットを購入しておくと安心です。
英語ですが、以下のページにアクセスして、右の窓に日程(Date of arrival)と希望する入園時間(Time)を入力すると、ページ下部に購入可能なチケット一覧が表示されます。
https://ticketing.np-plitvicka-jezera.hr/Index.aspx?l=EN
※注意※
- チケット一覧の上部に、エントランス1(Entrance 1)とエントランス2(Entrance 2)を選択するタブがあります。エントランス1がデフォルト表示されているので、エントランス2からの入園を希望する際には必ずEntrance 2を選択してください。
- チケットの種類には、「大人(ADULTS)」「学生(STUDENTS)」「子供(CHILDREN)」があります。子供は8歳から18歳まで。7歳以下の子供と障害のある方は無料とのこと(入園時に年齢や障害があることを証明する証明書の提示が必要)。
メールアドレスに送られてきたバウチャーを印刷する
チケット購入後、登録したメールアドレスにPDFファイルが送付されます。これはバウチャーで、当日入園前に現地でチケットと引き換える必要があります。必ず紙で持参する必要があるとのことだったため、私たちは滞在していたZagrebで印刷屋を見つけて出力。費用はA4サイズ・モノクロで1枚あたり0.16クーナ(約3円)と激安でした。
(Zagrebの印刷サービスマップ)
バウチャーを入園チケットと引き換える
Plitvice Lakes National Parkに到着したら、専用の窓口でバウチャーを入園チケットと交換してもらう必要があります。私たちが利用したエントランス1では、公園入口から道路を渡ったところにある駐車場の手前にチケットオフィスがありました。バウチャーの印刷と言いかなり効率の悪いシステムです…。
入り口でチケットを見せて入園する
チケットが手に入れば、あとは入園して美しいクロアチアの自然を楽しむだけ。