人生を遊ぶ

世界一周の靴はキーンのサンダルとコロンビアのトレッキングシューズが正解!検討の経緯と意思決定のポイント

キーンのウィスパーを履いて歩き回った旅行記をアマゾン電子書籍で販売中です。

 

(2019.9.20.帰国後の感想と注意点を追記)

旅に出るにあたり、選ぶのに時間がかかったもののひとつが靴。ブログやウェブサイトを丹念に調べましたが、履き慣れた靴がいいと言う人、軽さを優先するという人、丈夫な靴をすすめる人などさまざまで、夫と悩みながら選びました。

 

帰国して振り返り、われながらよい選択をしたと感じています。長期旅行に出る方の参考になればと考え、以下に選んだ靴とその使用方法、それぞれの靴の選定経緯などをまとめてみました。

 

 

夫婦それぞれが選んだサンダルと靴

日常生活では、履きやすさと品質のよさを重視して靴を選んでいる私たち。旅行中は重い荷物を持って長距離を歩いたり、足場の悪いところを進んだりすることに鑑みて、活動の妨げにならないようある程度お金をかけて靴を購入することに決めました。耐久性が高く、歩きやすいサンダルとトレッキングシューズを選択した結果がこちら。

f:id:ahrd:20191223170748j:plain

 

夫のサンダル:ニューポート(キーン)

 

夫の靴:クレッセントピークアウトドライ(コロンビア)

 

妻のサンダル:ウィスパー(キーン)

 

妻の靴:クレッセントピークアウトドライ(コロンビア)

 

 

サンダルとトレッキングシューズの使い分け

私たちは夏の季節を選んで旅をしていたため、普段はキーンのサンダルを履いていました。足にフィットするため、バックパックを背負ったまま歩いても、未舗装の道路を長距離歩いても、川の中を歩いても全然へっちゃら。耐久性が高いためアジア、オーストラリア、南米で散々履いてもくたびれず、ヨーロッパの都市観光でも気おくれすることなく着用していました。

 

一方、コロンビアのトレッキングシューズは、自然の中を歩くときや寒い場所に滞在するときに活躍。特に、荒々しくも美しい自然が豊富な南米やアイスランドで重宝しました。登山靴よりは小さく軽いため、持ち運びにも便利。なのに、ゴアテックス製で雨の中や雪原にも対応可能です(推奨されてはいないかもしれませんが)。

 

余談ですが、靴下は一生履けて乾きが早いとアウトドアショップの店員さんも絶賛するダーンタフというブランドのものを購入。靴下なんて今まで消耗品としか考えていなかったので新鮮なコンセプトです。

 

 

キーンのサンダルを選んだ理由と着用した感想

サンダルは、キーンとチャコのZ1、テバのハリケーンで悩みました。当初、キーンはニューポートで検討していたのですが、裸足で履くと臭くなるというレビューが散見され、女性用のデザインが好みではなかったことからほぼ圏外。試着して履き心地のよかったハリケーンが第一候補でした。

 

が、メインシューズにすることを考えると、つま先が出ていることとストラップで靴擦れができないかが心配になり購入には至らず。サンダル難民でした。

 

そんなとき、キーンのウェブサイトを見ていた夫が「ウィスパー」なるモデルがあることを発見。デパートに足を運んで試着してみると、フィット感がよくて軽く、デザインもシンプルだったので即決。店員さんによると、ニューポートよりは耐久性は下がるものの、クリアウォーターよりは強度があるとのこと。全体的に薄地で、つま先のゴムの面積がニューポートより小さいため、濡れたときにも乾きやすい=臭くなりにくいのではという甘い希望的観測と共に購入しました。

 

私は靴下+サンダルというファッションがあまり好きではないため、旅行中は裸足で着用していましたが、ほぼ毎日履きっぱなしでもにおい問題は発生しませんでした。管理も、連続で履いたときや汗をかいた日に石鹸と歯ブラシで丸洗いしてしっかり乾かし、夜間の移動のあとは除菌のウェットティッシュでソールをふく程度。

 

また、耐久性も問題ありませんでした。途中でサンダルのかかと部分の縫い目がほつれてきましたが、持参した裁縫セットで適当に縫っておいたら崩壊することもなく、その能力を発揮し続けてくれました。靴底がすり減ったり本体部分が破れたりすることもなく、とてもタフなサンダルです。さすがアメリカ生まれ。

 

 

 

コロンビアのトレッキングシューズを選んだ理由と着用した感想

防水で丈夫な靴がほしいという程度の要望を携えてアウトドアショップに行き、店員さんに教えてもらいながら選びました(中でも、吉祥寺のL Breathの店員さんがとても親切でした)。

 

トレッキングシューズは用途別にたくさんの種類があり、素人には五里霧中の世界。重い荷物を持つならある程度丈夫(=当然靴自体が重くなる)で、荷物は極力軽くしたいので重すぎず、雨や水たまりのあるところでも耐えられるよう防水で、なるべく価格を抑えたいという観点から、コロンビアのクレッセントピークアウトドライに決めました。

 

はじめはセイバー3ミッドオムニテックが第一候補だったのですが、軽い分耐久性が劣ること、防水性能が低い(メッシュの部分から水が入りやすい)と聞き、クレッセントピークアウトドライに落ち着きました。ちなみに、防水のためには靴の高さも重要だそう。生地自体は防水でも、履き口の高さがかかとくらいまでないと上から水が入ってしまい、今度は生地の防水性能が邪魔して乾きにくくなるとのことでした。 

 

トレッキングシューズは1週間ほど慣らし履きをするよう店員さんに言われましたが、時間がなくて新品のままバックパックに詰めました。けれど、生地はそれなりに厚みはあるのに硬くないためか足が痛くなることはありませんでした。

 

実際の機能としては防水性能が高く、ちょっとやそっとの雨やぬかるみに足を踏み入れる程度では浸水しませんでした。トレッキングシューズとしては軽く、足首まできちんと覆われるデザインなので、長距離を歩く際にもとても快適。ろくな手入れもせずに10か月が経過した頃、アイスランドで雪原を歩いたときにはさすがにメッシュの部分から水が滲み込んできましたが、中敷きをとって暖房の効いた部屋の中に置いておいたら一晩で乾きました。とてもコストパフォーマンスの高い靴だと思います。

 

 

ちょうど1年にわたる旅の終わりに撮った一枚。かなり履き込みました。

f:id:ahrd:20191223161159j:plain

 

 

注意点

ウィスパーもニューポートも、普通のサンダルに比べると生地が厚いため乾きにくいです。日差しが強い日中なら濡れてもすぐに乾きますが、夜にウィスパーを履いてシャワーに入ると一晩では乾きませんでした。そこで、私たちはネパールでビーチサンダルを買い足すことに。

 

ビーチサンダルは軽くてかさばらないので荷物に入れておくことをおすすめします。

 

 

 

 

 私たちが旅に持って行ったものとその評価はこちらから。

ahrd.hatenablog.com