人生を遊ぶ

バラナシでのガートとお寺巡り、最悪のゲストハウス(世界一周32〜36日目)

Varanasi(バラナシ)には5泊6日で滞在。観光スポットが集中しており効率がよいため、本来は丸2日間で十分と思われますが、次の都市Agra(アーグラ)への電車がとれずのんびりと観光することに。

見どころは宗教関連の施設が中心で、ガンジス川の畔に点在するGhat(ガート)、ヒンドゥー教イスラム教の寺院・モスクに大別されます。


Ghatは、焼き場のあるManikarnika Ghatや、毎晩18:30からおこなわれる祈りの儀式をガンジス川から舟で見物できるDasaswamedth Ghatなど、一通り足を運びました。
f:id:ahrd:20180913143842j:plain
f:id:ahrd:20180913144046j:plain

▶Manikarnika Ghatで「薪を買うための寄付くれ詐欺」に遭った話はこちらttps://ahrd.hatenablog.com/entry/2018/09/09/230203?_ga=2.38953571.1567007692.1536814739-1588733166.1533695407

今は雨季。ガンジス川の増水で川に続く階段の大半と川辺に建つ建物の下層階が水没しており、イメージしていた「川に続く階段からGhatを見上げる」構図は見られず。地図では川沿いにGhatをつなぐ道が表示されるものの、当然川の中。ガンジスの風に吹かれて散策することは叶いませんでした。


寺院で観光したのは以下。
・Alamgir Mosque
・Kasi Vishwanath Temple
・Durga Temple
・Tulsi Manas Temple
・RamnagarのDurga Mandir

RamnagarのDurga Mandirはガンジス川の対岸に位置するためTuk tukを利用。その他の場所は南北に5km程度の範囲で集中しているため徒歩で周りました。

Alamgir Mosqueはピンクがかったレンガの微妙な色合いが美しい建物。Wikipediaにはイスラム教徒以外は入場不可とされているのですが、入口付近で私たちを待ち受けるインド人によると寄付をすれば建物内や屋上に入れるとのこと。寄付という言葉と、熱心すぎる勧誘に怪しさしか感じなかったため早々に退散。
f:id:ahrd:20180913151941j:plain

Kasi Vishwanath Templeは最もがっかりしたお寺。多数の警察がつめて厳重に警戒されており、外国人はパスポートとお財布のみ携帯可。当然写真撮影は不可です。荷物は宿泊施設に残してくるか、付近のインド人が経営するお店に設置されているロッカーに預ける必要があります。私たちはもちろん前者。
参拝に長蛇の列をつくるインド人の脇を抜けてセキュリティゲートをくぐり、入場記録をつけて漸くお寺へ。観光客に許されているのは一番外側の広場のみなのですが、寺院含めて特筆すべき特徴はなし。それよりも無数の人が踏み、祈りの儀式で使う水がこぼれて濡れている床を裸足で歩くのがきつかった。インドの道路は日本では想像できない程汚く、裸足で暮らしている人もいるため、自分の皮膚を直接つけることへの生理的な抵抗たるや。

Durga Templeはなぜか真っ赤で、ピンクに着色した水の噴水や、ポップな人形が設置されています。高校時代の学園祭を彷彿とさせる寺院。
f:id:ahrd:20180913152219j:plain
f:id:ahrd:20180913152551j:plain

Tulsi Manas Templeは開放されていないのか、門が閉まっており入れず。

時間に余裕があったので、ガンジス川の対岸の街Ramnagarまで足を伸ばしてみることに。橋を渡ってすぐのRamnagar Fortは素通りし、Durga Mandirに行きました。訪れる人が少ないためかTuk tukのドライバーも場所を知らず、ローカルの人に聞きながら到着。こちらも閉門中でしたが、賑わう街を抜けて広大な空き地に現れる巨大な治水施設のような設備と相まって恐ろしい感じのする場所でした。天気がよければ数時間滞在し、ぼんやり思索してもよさそう。
f:id:ahrd:20180913211844j:plain
f:id:ahrd:20180913212013j:plain

今回、拠点は観光スポットへのアクセスがよく、Booking.comで比較的評価の高いガンジス川沿いのIndra Paying Guest Houseというところに構えました。が、これが大失敗。施設、ホスピタリティー共に過去に宿泊したどのゲストハウス・ホテルよりも劣悪な環境でした。例えば、

・ベッドにダニがいるようで、夫の背中から太腿にかけて日々増える虫さされの痕。
・部屋で過ごしているにも関わらず、スタッフが外からブレーカーを落とし電気がダウン。
・シャワーからお湯が出ず、カランからは熱湯が放出されるため毎日水浴び。

中でもひとつめが堪えました。ダニ避けに日本から持参したアルミシートを敷くと今度は灼熱地獄。最後の2日間は夜が来るのが憂鬱で、ベッドに入ってからは見えない虫に怯えながらひたすら日が昇るのを待つ状況でした。本来は寝心地の悪い寝台列車で眠るのがどんなに待ち遠しかったことか…。
f:id:ahrd:20180913212120j:plain

インドは宿泊施設の質が非常に低いため、宿選びに苦労しています。