人生を遊ぶ

地獄の24時間寝台バス旅(世界一周51・52日目)

Jodhpur(ジョードプル)から南へ約100km。次の目的地は遺跡群Ajanta CavesとEllora Cavesを訪れるための拠点Aurangabad(オーランガバド)です。

今回の移動はバス。24時間という過酷な旅なので、寝台席を選びました。バス内には通路を挟んで1人用の寝台席と2人用の寝台席が存在します。それぞれ2段になっており、上段は強化プラスチックのドア(スライド)で通路と隔てられた個室のようなつくり。そこに薄いマットレスと枕代わりの薄いクッションが備え付けられています。広さは2人分で1.5畳程度。2人用の寝台席の間には仕切りがなく、ドアを閉めると個室状態になるため、1人で移動する人が2人席を予約した場合、見知らぬ他人と体を寄せて過ごすという悲惨なことになります。そしてドアを閉めていてもわざわざ開けて中を覗いてくるインド人。さすがに夫がキレました。


今回、Jodhpurの出発予定は18時。しかし、一度乗車を許可したインド人のチケットが違うとかで運行会社と揉め、降車させるために時間がかかり10分遅れて出発。10〜15分置きに乗客を拾っていくためなかなか距離が縮まりません。

幹線道路は基本的には舗装されており、ネパールで経験したような頭をぶつけるほどの大きな縦揺れ(ジャンプ)はありません。しかし、バスの運転手がスピードリミッターの縁石を見逃したり、唐突に現れる整備されていない道路を通過するため、定期的に震度4〜5程度の揺れ(直下型)が発生するため熟睡は不可能。

乗車したのはエアコンなしのバスでしたが、夜の外気は肌寒いくらいで、夜間は窓を締め切っていました。日中はお昼前から16時頃までは気温が上がり、窓もドアも開けて暑さを凌ぎました。

もう二度と御免被りたいところですが、既に後2回分のバス旅を予約してしまっているため耐え忍ぶ他にありません。