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ついにインド脱出!スリランカへ(世界一周61〜63日目)

9月4日にインドに入国して1ヶ月。ようやくインドの地を後にする日がやってきた。夫と2人、インドの不衛生さとインド人の気質に辟易しながらも、「今後一生来ることはない」を合言葉に見たいところは全て周り、心残りはゼロ。

インド出国の希望を胸に抱えて臨んだ最後の移動もやはり地獄。遺跡散策を楽しんだHampi(ハンピ)を後にしてからスリランカの高山リゾートElla(エラ)に着くまでのルートとつらかった道中の出来事をまとめてみた。

<ルート>
①HampiからHospet(ホスペット): ローカルバス、約12km
②HospetからChennai(チェンナイ): 夜行バス、約600km
③ChennaiからColombo(コロンボ): 飛行機
④ColomboからElla: タクシー、約220km


<道中の出来事>
①HampiからHospet
特に問題なく30分程で到着。バスの前の座席のインド人女性が我々に並々ならぬ興味を寄せており、勧められたお菓子を断るのに少し苦労した程度。


②HospetからChennai
出発は10月5日の17時半。今回はエアコン付きの寝台バスという今までで最も豪華設備バス。しかし通路との仕切りはペラペラのカーテンのみ、隣のおじさんの大声電話+いびきがとにかくうるさく、インド人がますます嫌いになる我々。
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このバス、24時間かけてChennaiに向かう予定がまさかの10時間前倒しで、6日の7時前にはChennai到着。余裕を持って翌朝のフライトをとっていたため、待ち時間が13時間から24時間に倍増した我々は困惑。


③ChennaiからColombo
空港に行けばある程度清潔かつ快適な環境で時間を潰せるだろうとChennai空港に直行するも、「空港への入場は搭乗の4時間前」というFxxxing謎ルールに阻まれる。前日からの睡眠不足と疲労も手伝い、絶望して思考が回らなくなる私。とりあえず、夜行バスに備えて購入した食料(食パン・クッキー・バナナ)で腹ごしらえ。

付近にはホテルもあるものの、既にインド人と交渉する気力はなく、手持ちの現金はわずか、クレジットカードも使えない可能性に鑑み、体力温存を優先し空港出口前の椅子で待機することに。wifiがなく、スマートフォンの充電も尽きかけていたため、奥の手・Kindleで小説を読みながら半日程度を過ごし、目の前の売店で侘しい夕食。
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小説も読み終えやることがなくなり、呆然と行き交う人を眺めながら過ごしたその後の4時間は筆舌に尽くし難いつらさだった。

空港のルールでは入場できるのは搭乗の4時間前=6日の深夜2時だが、ルールなどあってないのがインド。優しそうなセキュリティーのおじさんを選び、夜行バスで24時間かけて空港まで来たこと、行く場所がないことを訴え、5日の22時に空港に潜入成功。コンセントを確保して、ブログの下書きをしたりしながらさらに5時間をやり過ごして6日の3時にチェックイン。

セキュリティーゲート内では、旅行開始から3ヶ月目にして初めてプライオリティパスを使い、ラウンジでしばし休憩。飛行機は7時前に離陸、8時半にスリランカのColombo空港に到着したのでした。
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④ColomboからElla
Colombo空港のImmigrationやセキュリティーは非常に緩く、あっという間に入国(観光ビザはオンライン申請していたのが自動で反映されていた様子で、特に問題なし)。

Ellaまではバスと電車を乗り継いで向かう激安ルートもあったものの、疲れ果てていたため出口のカウンターでタクシーを手配。それでも価格交渉は怠らず、15,000ルピー(約10,000円)の言い値を10,000ルピー(約6,600円)まで値切りEllaへ。

ドライブ開始直後こそインドと異なる道路の整備状況に感心していたものの、その後は睡魔と車酔いの襲撃に悩まされ、なかなかつらいタクシー旅だった。


第一印象として、スリランカは緑豊かで人もよさそうな国なので安心。ただし、物価が高いためインドで培った金銭感覚を変えていく必要がありそう。
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