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欧米人で賑わうスリランカの高原リゾート、エラで自然を満喫(世界一周64・65日目)

スリランカへの旅、最初の目的地は自然が豊かで欧米人観光客の多い高原リゾートのような街、Ella(エラ)。

山の中のコテージに3泊する予定でしたが、文字通り山中にあり、繁華街への往復には2キロ以上山を上り下りしなければならず不便でした。さらにコテージ近辺は虫が多く、市街地よりも気温が異常に低かったことから耐えきれずに2泊で引っ越し。Booking.comで下調べをした後、数軒のゲストハウスに足を運んで部屋を見せてもらい、アクセスのよい場所に移りました。


私たちは雨期に滞在したため、Ellaでは毎日のように雨が降っていました。湿度が高い反面、標高が高いためか気温は低く、洗濯物が乾かないことに頭を悩ませていました。寝ても冷めても洗濯物をいかに乾かすかが懸案事項に。


観光としては、Nine Arch Bridgeという石造りの橋と、Little Adam's Peakという山へハイキング。いずれも景観を楽しみながら散策できる場所で、私たち好みでした。街中から歩いて訪れることができるのもありがたい。しかも入場料は無料です。

Nine Arch Bridgeは現在も使われている鉄道橋。1日に数本しか電車が通らないため、普通に線路を歩くことができます。
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天候の崩れそうな中、無理を押して出掛けたところ、鉄道橋の写真を撮っているときに豪雨の襲撃を受けることに。近くのトンネルに避難し、雨足が弱まってきたところで帰路へ。

ところが、山道のため道が舗装されておらず、草が踏み倒されて歩きやすくなっている部分は雨水が流れて川のような状態になっていました。水を避けようと仕方なく両側の草むらを歩いていると、気付いたときには靴やズボンに大量の蛭が…!しかも、尺取り虫のように伸縮しながら高速で這い上がり、衣服の隙間を見つけて潜り込んでこようとします。パニックになりながら夫と2人で必死に蛭を払い落としましたが、靴下やTシャツの縫い目に残党がおり、しばらくトラウマでした。蛭は潰してもなかなか死なず、ゾンビのようだったのも恐怖に拍車をかけます。怖すぎる。


Little Adam's Peakの山頂へは、茶畑を縫って歩くこと約30分。目に鮮やかなお茶の木の緑色と名前のわからない黄色い花のコントラストが美しいコースです。
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頂上からはElla Rockをはじめ、Ellaの景色を堪能できます。頂上からは素人(=私たち)には難易度の高い急勾配の峰が続いており、手を付きながら恐る恐る岩山を伝って歩いたのも楽しい思い出です。
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Ellaにはカフェやレストランが豊富にあり、食事に困らなかったのも好印象でした。これがスリランカの平均なのかと誤解し、その後に訪れたKandy(キャンディ)やDambulla(ダンブッラ)では味のよいレストランを求めて彷徨うことに。

特に美味しかったのがAK Ristoroというイタリアンのパスタ。なぜか日本食のメニューもあり、聞けばオーナーが日本人だとか。唯一、お店を出る際の居酒屋的なホール一同による「Thank you very much!!」が興醒めでした。
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