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火山と水の王国アイスランド4/4:グリムル滝とエシャン山ハイキング(世界一周315~318日目)

アイスランド旅行記(1日目~3日目)はこちら

アイスランド旅行記(4日目・5日目)はこちら

アイスランド旅行記(6日目~12日目)はこちら

 

16日に渡るアイスランド旅もいよいよ終盤。13日目から16日目はReykjavik(レイキャビク)周辺を行ったり来たりして、居心地よく価格も良心的なキャンプサイトに宿泊しながら、思い残すことがないよう最後まで自然を満喫しました。

 

アイスランドで2番目に落差が大きい滝、Glymur(グリムル)。崖の奥に控えているため、川を渡り崖を登らないと目にすることができません。

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落ち口付近で引き返すものと思いきや、私たちの先を歩く人々は渓谷のように滝を囲んでいる対岸を戻っている様子。滝の水量が少なく見えたことから、上流は簡単に渡れるものと早合点し意気揚々と向かった私たちの目に飛び込んできた光景がこちら。

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深さもそれなりにある普通の川。目と鼻の先に滝があるため流れも急です。周りの人は靴を脱ぎ、ズボンを膝までまくり上げて川を渡って行きます。私たちは水に濡れることを想定しておらず、タオルすら持っていなかったため躊躇したものの、対岸からの景色を見てみたいと意を決して川へ。水は冷たく、川底に生えた苔で滑りそうになりながらの渡河でした。さらに、景色も期待したような美しいものではなく、山からの雪解け水が流れた跡のような道なき道を通って駐車場に戻ったのでした。

 

Mount Esja(エシャン山)にはいろいろなハイキングコースがあり、私たちはEsjaの頂上から付近の山々の尾根を歩こうと計画していました。ちょうどルピナスが満開を迎え、アイスランドの大地を紫色に彩っています。

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麓にある駐車場の案内板でルートを確認し準備万端で臨んだつもりが、Esjaに登る途中(8合目付近)で急に案内板の内容が変わり混乱。ひとまず目の前に聳える岩山の頂上を目指します。狭い岩場で瓦礫に足を取られて谷底に落ちそうになったり、細い鎖を頼りに岩をよじ登ったり、なかなかスリルのある道中でした。

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自分たちがどこにいるのかよくわからないまま頂上らしき場所に到着。ここから尾根沿いを歩く道が出ているのかと周囲を確認しましたが、奥の方の地面には苔が生え人が足を踏み入れている様子はありません。しばらくしてやってきたレンジャーらしき人に尋ねてみると「ここがEsjaだ」とのこと。先に道もないようなので、来た道を引き返します。

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まったく同じ道を戻るのも気が進まなかったため、山裾をぐるっと周ってみることに。地図のルートとカラーテープで目印が付けられた実際の道を照合しながら歩いていると、地図上では分岐があるはずの場所には目印はなく、あるのは草むらの中についた踏み跡。それでも、駐車場の方角に向かうためには他に選択肢がなく、歩を進めていくと次第に道は細くなり、最終的には身長が160cm以上ある私が埋もれるくらい背の高い花が群生する花畑に突き当たってしまいました。

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地図で方角を確かめながら、獣を追う狩人のように目を皿のようにして人が通ったかすかな痕跡を探して花をかき分けて進むこと30分以上。ようやく元のルートに戻ることができたのでした。花の中に道案内の杭が立っているのを何度か目にしたので、元々はハイキングコースの一部だったのだろうと推測できます。EsjaはReykjavikからアクセスしやすく、それなりに観光客が訪れる場所。最悪の場合、遭難する危険もあるため、ルートを閉鎖する(整備しない)のであれば案内表示を変更すべきだと思います。

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最終日は、Reykjavikの市内観光。首都と言ってもとても小さな街で、これまで見てきた雄大な自然に比べると街中にある観光地は見劣りしてしまいます。柱状節理をモチーフにしているというHallgrimskirkja(ハットルグリムス教会)を訪れた際、隣接する駐車場の空いているスペース(それなりに広い)に車を入れるとき(しかも前向き)に切り返しに失敗し、盛大に隣の車に擦り傷をつけてしまったのは悪夢のような経験でした。相手も旅行者でレンタカーでアイスランドを周っていたそうですが、幸い双方のレンタカー会社から修理費用を請求されることもなく、九死に一生を得たのでした。

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おまけ。アイスランド滞在中に通っていたディスカウントストアとほぼ毎日食していたパスタ。物価の高いアイスランドでは、BonusとNettoというディスカウントストアに頼って生活していました。それでも、スライスチーズが1袋で700円、挽き肉が500gで1,000円超と突き抜けた価格の高さ。パスタや缶詰、調味料等、生鮮食品以外のものをイギリスで大量に購入しておいて正解でした。

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