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2泊3日ウユニ塩湖と砂漠を巡るツアー1/2(世界一周170〜172日目)

南米のハイライト、ウユニ塩湖。雨季には広大な塩湖に水が張り、昼間は青空を、夜は星空を鏡のように映します。その光景は天国のようだと耳にしたことがあり、ひと目見てみたいとウユニ塩湖のシーズンに合わせて南米旅行のスケジュールを決めたのでした。

しかし、旅程が近付くにつれテンションが下がってくる我々。塩湖は拠点の街・Uyuni(ウユニ)から100km程離れており、道路も整備されていないため、塩湖を訪れるためにはツアーに入るか車をチャーターしなくてはなりません。個人行動ができないということを知り、モチベーションが一気に低下。
団体行動を求められるツアーは好きではない。一方、チャーターは自由度が高いが個人で手配すると費用も高くなるため、希望者を募ってシェアするのが一般的なよう。チャーターで塩湖に向かう人の方が「こんな一瞬が見たい」「あんな写真が撮りたい」というこだわりを強く持っており、淡白な我々との相性が悪いという推測の下、今回はツアーに入ることに。

また、Uyuniは塩湖観光が産業の柱となっている小さな街で、街自体には何もなく宿泊施設の評価も総じて低い傾向にあります。「可能な限り早く次の街へ向かいたい」という後ろ向きな動機から、塩湖を観光しながら次の目的地であるチリのSan Pedro de Atacama(サン・ペドロ・デ・アタカマ)まで移動するツアーを検索。比較的評価の高かったAndes Salt Expeditionsというツアー会社で手配しました。
https://www.andes-salt-uyuni.com.bo/tour/standard-package-3-days-2-nights-laguna-coloradalaguna-verde-and-transfer-to-san-pedro-chile-uyuni/



ツアー前日の21時にLa Paz(ラパス)を出発。夜行バスで約10時間の旅です。
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バスのトラブル等で到着が大幅に遅れる可能性を懸念していましたが、幸い8時前にはUyuniに到着。旅行会社の人がバス停まで迎えに来てくれ、彼らのオフィスへ移動。
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出発まで時間があったため街中も散策しましたが、本当に何もなく、あっという間に終了。
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(中心広場の様子。街中も閑散としています)

出発は10時半。道が悪いためバスやバンではなく、4x4の車です。なぜかトヨタと日産ばかり。荷物は天井に括り付けられます。一応ビニールのシートが掛かっていますが心もとない感じ。雨が降らないことを祈るばかりです。
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今回申し込んでいたのはスペイン語のツアー。けれど、人数調整のため急遽英語ツアーに移ることに。英語ツアーの方が1人あたりの価格が100USD高いためラッキーです。同行者は、オーストラリア人のカップル、アメリカ人と韓国人の若者、そして私たちにドライバー兼ガイドを加えた7名。


まず、「電車の墓場」と呼ばれ、動かなくなった機関車が打ち捨てられている場所へ。観光地化されていますが産業廃棄物の不法投棄です。
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続いて塩の製造所を見学。塩湖からとってきた塩(ブロック状に切り出して運ぶ)を精製する場所で、塩を熱したり砕いたり袋詰めしたり、全て手作業でおこなわれている様子。
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そして、いよいよ塩湖へ。2日前に雨が降ったようで、水が薄く張っています。近くの山から流れ込んだミネラルの色で褐色になっている場所も。
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途中、ダカールラリーの記念碑的なものを見て、塩でつくられた建物で昼食休憩。
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今度は水が張っていない場所へ連れて行ってもらいます。表面には凹凸があり、六角形に規則的にヒビが入っています。
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ここでは目の錯覚を利用したおもしろ写真が撮れるということで、ガイドの指示の下、ジャンプをしてみたりポーズをとってみたり。
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(ガイド持参のゴジラと。ポーズをとるのにもだんだん飽きてくるので写真の仕上がりは微妙)

最後に水が張っているところへ。日中は風があるとのことで、「空と地面の境目がわからない!」という感覚にはなりませんでしたが、それなりに雲が映っているところが見られて満足。
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我々のグループは皆あっさりしており、かなりスムーズに全工程が終了。時間が余ったのか、巨大サボテンが見られる山へ寄り道。
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17時過ぎに今日の宿に到着。壁も床もテーブルも椅子も塩でつくられています。外はダウンを着ても寒いくらいでしたが、塩は断熱性能が高いのか、室内は半袖でちょうどいい暖かさでした。「塩のホテル」と聞きワクワクしていましたが、部屋はとても狭く、ベッドが入っておしまいというかなり簡素な宿でした。
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2/2に続く
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