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アメリカ車旅3/3:ブライスキャニオン・ザイオン・ラスベガス(世界一周335~339日目)

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Grand Circle後半は、Bryce Canyon National Park(ブライスキャニオン国立公園:地図のB地点)から。Monument Valley(モニュメントバレー:地図のA地点)を出発し、Antelope Canyon(アンテロープキャニオン)の前を通過して西に向かいます。

およそ20年前に家族で観光した際にはあまり記憶に残らなかったBryce Canyon。他の渓谷群とは見た目が違うという程度の理由で行き先に加えたのですが、実際はとても見応えがあり訪れてよかったと思える場所でした。特にHoodooと呼ばれる奇石群を高台から見晴らす景色は圧巻!

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谷底に下りるハイキングコースでは、Hoodooを見上げながらの散策になるため視覚的なインパクトがより大きくなります。

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他の国立公園に比べて公園の面積が小さく、それぞれのビューポイントに隣接する駐車場が狭いため、駐車スペースを求めて公園内を彷徨ったり、シャトルバスの走行範囲が限られていたりと不便な部分もありましたが、それを補って余りある素晴らしさでした。

 

Grand CircleのフィナーレかつハイライトはZion National Park(ザイオン国立公園)。20年以上前の経験を楽しかったものとして未だに鮮明に記憶しており、生きている内にもう一度訪れたいと思い続けていた場所です。一方、過剰に美化しているのではないかという疑いもあり、かすかな不安も胸に抱えながらの再訪でした。

初日はVirgin River(バージン川)を遡上するThe Narrowsへ。私たちが川上りを始めるときに引き返してきたおばさんから譲り受けた木の棒を相棒に、太腿まで水に浸かりながら歩くこと約1時間。川の水は冷たかったものの、川を挟んで左右から迫りくる岩が織り成す景色に目を奪われたり、急な流れや川の深みに足をとられないよう注意したりと寒さを感じる暇もなく、あっという間に時間が過ぎていきました。

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2日目は、難易度「高」というAngels Landingでのトレッキング。この頃までには股関節の痛みを感じることもなくなっており、海外での自然観光はこれが最後なので、多少無理しても問題ないだろうという判断です。

このコース、岩山の頂上に登るため精神的な恐怖を感じる可能性はあるものの、実際に歩く距離や高低差はそこまで大きくなく、肉体的な難易度を感じることはありませんでした。写真で見ると細い道に見えますが、ロープや支柱が立っているので転落する可能性も低いと思われます。ただし、大人がすれ違うことができない場所が複数あるため、人が多い時間帯はかなり渋滞します。

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頂上は巨石に囲まれた谷を見晴らすことができる素晴らしいビューポイントでした。

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帰路にはこの辺を住処とするビッグホーンに会うこともでき、思い残すことなくZionを後にしました。

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Golden Circle終了後はNew York(ニューヨーク)へ向かうため、Las Vegas(ラスベガス)に戻ります。街中には車が多く、車線変更をする際に後ろから車線変更をしてきた車とぶつかりそうになったり、無料の駐車場を探して彷徨ったりと心身ともに疲労しながら何とか車を置いて街中へ。ネパールで調達したビーチサンダルが溶けるような炎天下、形式的に有名どころを見学。歴史のない人工物には魅力を感じられません。

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これにて22日に渡る国立公園巡りは終了。New Yorkで都市観光をして帰国です。

 

Bryce CanyonやZionなど、Grand Circleの国立公園で利用できる年間パスをジモティーで出品しています。ご興味があればお問い合わせください。

 

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