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ベルギー観光記(世界一周292~294日目)

ヨーロッパ大陸最後の国はベルギー。観光地が北部に集中していることからアクセスを考慮し、首都のBrussels(ブリュッセル)ではなくGhent(ゲント、ヘント)を拠点にして Bruges(ブルージュ、ブルッヘ)とAntwerp(アントワープアントウェルペン)へデイトリップすることにしました。

 

Ghentで最も印象に残っているのは滞在していた家の過ごしにくさ。比較的安価かつ過ごしやすそうな部屋を予約したつもりが、蓋を開けてみると私たちの部屋があるスペースと、キッチン・バストイレのスペースの間にホストの居住空間が位置しており、通り抜けができないというおかしな構造の家でした。そのため、キッチンやトイレを利用する場合は、一度玄関から外に出てキッチンに続く裏口からアクセスしなくてはなりません。部屋があるスペースにも一応トイレはあるものの、なぜか水が流れないようで夜間など緊急時にのみ使用が許されていました。使用後は翌朝まとめてホストが手動で流すと言われましたが、排泄物をそのまま残しておく気にはなれずに結局外を通ってメインのトイレを利用していました。さらに、部屋のベッドリネンからは洗っていないような臭いがするなど、一言で表現すると最悪な家でした。

 

一方、石造りの古く重厚な建物が残るGhentの街並みは新鮮で、街の中を歩いていると中世に迷い込んだよう。心なしか時間の流れもゆるやかに感じられました。街自体はそこまで広くないものの、St. Bavo's Cathedral(聖バーフ大聖堂)や

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Gravensteen(フランドル伯居城)、

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Leie River(レイエ川)沿いに並ぶギルドハウスなど、見ごたえがあります。

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2日目は、中心市街が世界遺産に登録されているBrugesへ。Ghentからは電車で30分程とアクセス良好です。が、駅構内の案内板やプラットフォームに設置されている電光掲示板はオランダ語表記のみ、電車内には電光掲示板さえなくアナウンスが流れます。言語はオランダ語とフランス語で理解できず、降りる駅を逃さないかとドキドキしながらGPSを頼りに何とか下車する始末。不便です。
Bruges駅前の広場を挟んで正面に位置するのは緑豊かなLake of Love Park(愛の湖公園)。

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街の中心部にあるMarket Square(マルクト)にはカラフルな建物が並び、

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市役所庁舎は15世紀のゴシック様式

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ベルギーの建築物は、黒鉛のような鈍い光沢をもつ屋根と差し色に使われる赤が特徴的。ゴシック様式の派手な装飾と相まって、さながらビジュアル系のロッカーのような出で立ちです。

 

 

3日目はAntwerpへ。ベルギーには鉄道の切符が週末に半額になる制度(?)があり、GhentからAntwerpの往復チケットが通常2名で40ユーロを超えるところ、20ユーロで購入することができました。しかし、週末のためか門を閉ざしている教会が多く、また有名な観光スポットがことごとく工事中で意気消沈。市庁舎は、建物を模倣した柄のシートで全面が覆われ一端を拝むことすらできず、

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フランダースの犬』の舞台として日本人観光客に人気のあるCathedral of Our Lady(聖母大聖堂)は尖塔に横断幕がかかり、

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要塞として建設されたAntwerp最古の建築物であるSteen Castle(ステーン城)は足場で囲まれ、はるばる観光に足を運んだ甲斐はまったくなし。

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所要時間として2時間でAntwerp観光が終了したのでした(内、30分はランチ休憩)。

 

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