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小雨のエディンバラ、弾丸観光記(世界一周296・297日目)

ベルギーのGhent(ゲント、ヘント)からEdinburghエディンバラ)へは、時間と費用の節約のため宿泊を挟まずに丸1日かけて移動しました。約7時間バスに揺られてLondon(ロンドン)へ行き、夜行バスに乗り換えて翌日の早朝にEdinburghエディンバラ)に辿り着くという行程です。帰路も夜行バスでLondonに戻るという、20代前半の体力があるときにしか選択しないような弾丸旅でした。

今回は陸路でイギリスに入国。「海底トンネルを走ってドーバー海峡を渡るのかな?」などとのんびり構えていたら、フランス側にある高速道路の料金所のような施設の前で車が整列させられ、柱に取り付けられた電光掲示板には「次の電車は20分後」という表示が。まさか人だけ電車に乗り換えて、車はフェリーなどで輸送するのか?と頭は疑問でいっぱい。しばらくすると車の列が動き始め、目に飛び込んできたのは大井車両基地のように何本も線路が敷かれ、その上に電車が待機しているという光景。

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この電車に連結している貨物室のような部分がスライドして開き、車が一台ずつゆっくりと納まってゆきます。30分程走るとイギリス側に到着。不思議な体験でした。

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Edinburghに到着したのは午前8時過ぎ。滞在する宿に荷物を置いてそのまま観光へ出掛けます。バス車内では熟睡できず疲労が蓄積していたことに加えて雨まで降ってくるという悪条件でしたが、LondonともOxford(オックスフォード)とも異なる重厚感ある古い建物が残る素敵な街並みに足取りは軽くなります。幸いにも天候は徐々に回復し、午後から翌日にかけては晴天に。スコットランドの国旗のような爽やかな青色の空が深く印象に残っています。

岩山の上に建つEdinburgh Castle(エディンバラ城)とエリザベス女王の避暑地であるPalace of Holyroodhouse(ホリールードハウス宮殿)を結ぶ通りはRoyal Mile(ロイヤル・マイル)と呼ばれ、パブやタータンチェック柄のマフラーを売るお土産屋さん、バグパイプを吹くパフォーマーなど、スコットランド名物でいっぱいです。

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このRoyal Mileの中間にあるSt. Gile's Cathedral(聖ジャイルズ大聖堂)では、偶然ハープによる四重奏のコンサートが開催されていました。ヨーロッパでは、教会内で演奏会に遭遇することが多く、宗教と音楽が密接に結びついていることを実感します。

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スコットランドの国会議事堂はモダンなデザイン。内部も一般に公開されており見学が可能です。初日は長時間の移動に疲労困憊していたため、珍しく併設のカフェに入ってひと休み。

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旧市街の東に位置し、この辺り一帯で最も高いと思われるArthur's Seat(アーサーの玉座)からはEdinburghの街が一望できます。

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昼食のために休憩したPrincess Street Parkでは、小さい子どもたちが走り回るのを微笑ましく眺めたり、ラグビーで遊んでいた親子グループの男性(Walesからの旅行者)に絡まれ一緒に歌を歌ったり、思い返すと切なさに胸が騒ぐような穏やかで平和なひと時が流れていました。

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